天空に光輝く黄金の鳥居を見に行こう
天空に光輝く金の鳥居が参拝者を出迎えてくれる。
そんなパワースポットをご存じだろうか?

秋葉山本宮秋葉神社。
全国にあまたある秋葉神社の総本山で、秋葉神社上社は標高866mの山頂に鎮座している。
神様に導かれているあなただからこそ、このブログをいま読んでいるに違いない。
場所は静岡県浜松市天竜区春野町。
最寄りの天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線・天竜二俣駅(てんりゅうふたまた)から約24.5km北東に位置し、車で1時間ほどの距離にある。

よほどの猛者でもない限り、歩こうとは思わないだろう。
なので今回も車で向かうことにした。
新東名高速道路の浜松浜北インターチェンジ(浜松浜北IC)から、国道152号と天竜スーパー林道と愛車を走らせること1時間あまり。
神社までの林道が狭いというかなり大げさな口コミが散見されたが、実際はそうでもなかった。
十分にすれ違うことが可能だし、不安なら対向車に道を譲ってあげれば良いだけの話。老夫婦運転の車も見受けられるので、心配無用だろう。
秋葉神社上社の駐車場(静岡県浜松市天竜区)
てなわけで、第1駐車場へ到着した。
午前8時に到着したら、まだ車は停まっていなかった。
一番乗りだ。

この大鳥居が目印。
もちろん、これは金の鳥居ではない。

で、こちらが第1駐車場。
普通車75台。軽自動車6台。バス3台が駐車できる。
奥の建物はトイレ。
社務所付近にもトイレは存在するので、ご心配なく。

他にも第2駐車場、第3駐車場が存在するようだ。

駐車場に設置されている案内地図を確認。
金の鳥居めざして、石段を登っていく。

拝殿へ続く石段の両側には秋葉杉が生い茂っている。
こちらは15世紀の文明年間(1469年~1487年)から植林で育てられたものや、天然の杉が混在している。
花粉症の人にとっては耐えられない苦難の道のりが続くのだ。
かくいう私は
35年間悩まされ続けた花粉症
それが今年になって、完全に征圧できたのだ。
『花粉症のプロが伝授!花粉症撃退法はこれだ!!』なんて、ブログを書けばアクセスを稼げるのかも知れない。
花粉症のプロって、なんやねん!?
そんなプロフェッショナルがあるのかどうかはさておき、
お悩み解決のために、いつの日か書いてみたいと思う。
秋葉神社上社・西ノ閽の神門と四神の彫刻
秋葉杉を横目にしばらく登ると、西ノ閽の神門(にしのかどもりのしんもん)が見えてきた。

こちらは平成17年(2005年)10月29日の竣工らしい。

2005年竣工。ってことは、まだ20年ほどなのか!?
とてもそんなに新しい代物には見えない。
かなり年季が入っているように思えるのだ。
西ノ閽の神門には四神の彫刻がほどこされている。
見ていこう。

↑ 白虎

↑ 玄武

↑ 青龍

↑ 朱雀
中国の神話に登場する霊獣、四神(白虎、玄武、青龍、朱雀)。
天の四つの方角を司ると言われている(東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武)。

素晴らしい彫刻美に思わず見とれてしまった。
黄金の鳥居まであと少しだ。
先へ急ごう。
秋葉神社上社の黄金の鳥居は幸福の鳥居
おっ!!
あの先に見えるのは…

ようやくたどり着いたぞ

これが天空に光輝く黄金の鳥居だ。

鳥居の額束(がくつか)に『正一位秋葉神社』の文字。
❤隠れハートマーク❤がちりばめられていることにお気づきになられただろうか?
❤秋葉神社の隠れハート❤を見つけることができたあなたには
幸運が雨あられのごとく降り注ぐに違いない。
黄金の鳥居のそばに、由来が書いてあるぞ。
見てみよう。

なるほど。黄金の鳥居は『幸福の鳥居』と呼ばれており、
かなり昔からこの地に建てられていたとのことだ。

標高866mの山頂に鎮座する黄金の鳥居。
はるか向こうに浜松駅前のランドマーク、45階建ての超高層ビル『オークラアクトシティホテル浜松』が見える。

天空の鳥居を独り占めだ。
朝日を浴びて光輝く姿が神々しい。思わず手を合わせた。
あなたも手を合わせてみよう。
ご利益が授かるはずだ。
秋葉神社上社の本殿

本殿へと向かう。

火防開運の神様・火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)を御祭神としてしており、この日は地元の消防団の人たちも参拝に訪れていた。
ジョジョ風に例えるならば、炎を自由に操ることのできるマジシャンズレッドのアブドゥルを祭っていると言えばわかりやすいかも。
家内安全・厄除開運・商売繁盛・工業発展にご利益があると言われている。
秋葉山の天狗信仰
この辺りには古くから天狗信仰の伝承があるのをご存じだろうか?
神の山・秋葉山を護る力の強い山野の神として、昔から崇められているのだ。
また土地の人々の身近にいて常に人々に幸福を授けて下さるありがたい霊神として
親しまれてきた。
麓には日本一の大天狗面がにらみをきかせている。

日本一の大天狗面。タテ約8m、ヨコ約6m、鼻の長さ約4m。
所在地:静岡県浜松市天竜区春野町宮川1768
なので、秋葉神社上社の絵馬には天狗が描かれている。

左端の開運魔除は迫力満点。自宅に飾りたい衝動に駆られた。
1万円だった。
さらに5000円の掛け軸も。
今年に入って、この両方をゲットした人は初めてなのだそうだ。
人間、思い切りが大切だ!
武田信玄が秋葉神社に奉納したと伝わる太刀『正宗』

武田信玄(1521年~1573年)が秋葉神社に奉納したと伝わる太刀「正宗」。
普段は公開されていないこの重宝を拝見させていただく機会に恵まれた。

秋葉神社には正に秘宝ともよべる太刀が多数納められている。

鎌倉時代、備中国青江派の刀江で、伝わる作品は少ないとのこと。
大正12年3月28日、古社寺保存法によって国宝に指定。
昭和25年5月30日、文化財保護法により重要文化財に指定される。

↑ 太刀『筑州佳左』
鎌倉末期から南北朝にかけての名工・筑州佳左によるもの。
武田孫六信連寄付と伝わる。

鎌倉時代初期の作品。
大正11年4月13日、古社寺保存法によって国宝に指定。
昭和25年5月30日、文化財保護法により重要文化財に指定される。

秋葉神社表参道の神門
今回は時間の制約もあって、車で拝殿近くの駐車場までやってきたが、
次回は表参道を登ってきたいと思う。

秋葉山の標高は866mなので、登山初心者でも登れなくはない。
心を無にして、罪穢れを祓いながら登っていくというのが本来の参拝法なのだろう。
私は全身が穢れだらけなので、そう簡単に穢れが落ちそうにないのだが…

秋葉神社では、この神門だけが江戸時代の建築なのだそうだ。
老朽化が激しかったので、令和に入ってから修復されている。
秋葉神社上社の狛犬
駐車場で迎えてくれる狛犬がカッコ良かったので、カメラに収めておいた。


外見がスマートで、どことなく西洋風な狛犬だ。
参拝を終えて、秋葉神社下社へ向かう途中に、色鮮やかなキジが車を横切った。
神の使いかも知れない。
思わずハンドルから手を放して、手を合わせた。
秋葉神社下社へ向かう途中、866のナンバープレートを付けた車がいた。
よほどのマニアなのかも知れなかった。
本日も最後までお読みくださいまして、本当にありがとうございました。
パワースポットを巡る旅路はまだまだ続きます。
では次回また。お目にかかれますことを楽しみにしております。
あなたにも秋葉神社の御利益が雨あられのごとく降り注ぎますように。
まとめ
『秋葉山本宮秋葉神社上社』
御祭神:火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)
住所:〒437-0626 静岡県浜松市天竜区春野町領家841
電話:053-985-0111
開門時間:午前9時~午後4時
駐車場:無料。普通車=300台以上。大型車=20台
アクセス:最寄り駅は無し。新東名高速道路の浜松浜北ICから車で約1時間