縁結びの神様・氣多大社は北陸最強クラスのパワースポット

石川県羽咋市に鎮座する『能登國一宮 氣多大社』は縁結びの神様として知られている。
男神の大己貴命(おおなむちのかみ)と女神の菊理媛神(くくりひめのかみ)が
二柱仲睦まじく鎮座する縁結びのパワースポット。
その氣多大社の境内に存在するパワーストーンなるものが一躍脚光を浴びているようなのだ。
能登半島地震にもビクともしなかった『むすび石』。
その石に触れた者には不思議なパワーが授かるという。
参拝はもちろんのこと、その秘密をさぐることも今回のミッションのひとつだ。
氣多大社の配置

まずは氣多大社の神々の配置を確認してみよう。
本殿に男神の大己貴命(おおなむちのかみ)、右側の白山神社に女神の菊理媛神(くくりひめのかみ)。
左側の若宮神社に事代主神(ことしろぬしのかみ)。
本殿の奥に『入らずの森』があり、奥宮に2柱の夫婦神様・須佐之男尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫(くしなだひめ)が鎮まっている。
入らずの森は、読んで字のごとく、われわれは入ることが出来ない聖域だ。
では、さっそく行ってみよう。

まずは手水舎で両手を浄め、口をすすぐ。


気持ちをリラックスさせてから、重要文化財の茅葺の神門をくぐって左へ歩みを進める。

こちらは若宮神社の事代主神(ことしろぬしのかみ)。
金運、商売繁盛の神様だ。
縁結びの神様として有名だが、そのすぐとなりに金運アップに結び付く神様がおられることはありがたい。さっそくお賽銭を入れて手を合わせた。

正面に主祭神の大己貴命に参拝するための拝殿。
大己貴命(おおなむちのかみ)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)との違いについて、疑問に思う人も多いだろう。
同一人物だ。いや神様なので、人物ではなかった。
大国主命の青年期の名前が大己貴命になる。
御利益は、開運、縁結び、家内安全、交通安全、病気平穏、医療、子授、五穀豊穣などなど。

さすが神様だ! なんでもござれといったところか。
まさにスーパーマンだ。いやマンではなかった。神様だ。

拝殿の右には女神の菊理媛神(くくりひめのかみ)を祭る白山神社。
家族、夫婦、友情、仕事などの縁結び、結婚の神様。
縁結びのためなら、財布の紐もゆるむゆるむ。
ここでケチっているようでは、良縁に恵まれない。
勝負どころだ!投げ銭投入!!
金額は…
内緒だ!

ここでもう一度、氣多大社の境内地図を眺めてみよう。
『入らずの森』と『むすび石』の位置を確認できた。
氣多大社の『入らずの森』

入らずの森。立ち入り禁止の神の聖域。

鬱蒼と生い茂る森から伝わる霊気を胸いっぱいに吸い込んでみる。

『入らずの森』は国の天然記念物。

昭和58年(1983年)5月に昭和天皇が行幸された際、こちらへ足を踏み入れられた。
もちろん、それ以降は誰も入ることなど許されていない。

能登半島地震に耐えたパワーストーン『むすび石』
令和6年(2024年)の元日、午後4時10分に発生した能登半島地震。
M7.6、最大震度7を記録し、能登半島に甚大な被害を及ぼしたあの地震でもびくともしなかったのが、このむすび石だ。

想像していた石よりもはるかに大きい。
オッサン一人で抱え込もうにも手が届かないのだ。

しかもよく見ると、2つのいびつな形をした石の上に不安定な状態で鎮座している。

むすび石の上の石積み。
こちらも微動だにしなかったそうだ。
むすび石の周りには
かつてこの地に立っていたであろう石灯籠が、無残にも散乱していた。

根元から崩壊してしまっており、地震の衝撃の大きさを物語っている。
決して落ちないことから、このパワーストーンの御利益にあやかるべく、
参拝する受験生が後を絶たない。

あなたも合格を祈願しつつ、むすび石に触れてみよう。
恋愛成就にも効き目があるかも知れない。
やってみるだけの価値はある。
むすび石の奥には大玉神社。

大玉神社は占い、神事、祭祀の神様

受験生は学問の神様・菅原神社の参拝もお忘れなく。

氣多大社の大黒天で金運アップ

大黒天。開運招福、金運、子孫繁栄にご利益があるとのこと。
こちらの大黒天は、ついつい見落とす参拝者もいるが、金運に恵まれたいならば必ずお参りしておこう。
大黒様と言えば、YouTubeで怪談和尚として有名な京都・蓮久寺の三木大雲第38代住職のお話を思い出してしまう。
あの方が宝くじの1等賞を当てたのは、視聴者なら誰もが知るところだが、当選前に大黒様のお告げがあったとのこと。
かくなる自分も、子供の頃は大黒様の貯金箱にお金を貯めていた記憶がある。
そして、その頃は不思議とお金が増えていったのだ。
金運をアップさせたいならば、絶対にこの大黒天に参拝しておこう。
信じるか信じないかはあなた次第。
氣多大社が語る「古代日本には2つの国があった」

まずはこの地図を見てほしい。
日本四社と呼ばれる神社。
茨城県の鹿島神宮、千葉県の香取神宮、そして福井県の氣比神社。
上記の四社は渤海と蝦夷との境界に鎮座していたそうだ。
この地図を見る限り伊勢神宮はどこにも描かれていない。
「古代日本には2つの国があった」
東北大学名誉教授の田中英道先生の興味深いお話をYouTubeで聞いたことがある。
この四社の存在が、田中先生の学説を裏付けているのだろうか?
興味を抱いたあなたには田中先生のチャンネルをおすすめする。
目からうろこのお話に引き込まれることだろう。
それにしてもかなり興味深い地図だ。
能登國一宮 氣多大社メモ書き
『能登國一宮 氣多大社』
住所:〒925-0003 石川県羽咋市寺家町ク1−1
電話: 0767-22-0602
時間:【4月〜9月】午前5時~午後5時
【10月〜3月】午前6時~午後5時
祈願受付時間 : 午前8時30分〜午後4時まで
駐車場:無料