ドラゴンアイ(八幡平)とは?
秋田県と岩手県との県境に位置する八幡平のドラゴンアイ。
冬の間、鏡沼に降り積もった雪や凍り付いた水面が、夏の到来とともに
少しづず溶け出していく。
その過程で、龍の目のような姿になることから、ドラゴンアイとの名前がついたようだ。
ポスターで見た写真に気分がそそられたので、どうしても行ってみたくなった。

ドラゴンアイ開眼の見ごろはいつ?
気になるドラゴンアイが開眼するのは?
例年は5月下旬から6月上旬までが見ごろなのだとか。
その見え方、つまりドラゴンアイの形も毎年微妙に変化するそう。
鏡沼の水面に太陽の光が反射しないとキレイなブルーが拝めそうにないとのことなので
天気予報とにらめっこ。晴天の日を選んで出発した。
ドラゴンアイの行き方?アクセスは?
最寄り駅のJR東日本花輪線・八幡平駅からドラゴンアイまで34.7kmもある。
ここから歩くのは現実的じゃない。
車やバイクの選択がオススメ。
秋田県側の東北自動車道の鹿角八幡平インターチェンジからだと約38kmで約55分。
岩手県側の松尾八幡平インターチェンからは約27km、40分ほどの距離にある。
カーナビを『八幡平山頂レストハウス』に設定。
さあ、行ってみよう。
ドラゴンアイの駐車場
八幡平山頂レストハウスに到着。
駐車場の営業時間は午前8時から午後5時まで。
駐車場そのものは24時間開放しているので、前夜から泊まり込む人もいるのだとか。

駐車料金は普通乗用車だと500円、バイクだと200円だ。

駐車場からの真正面に岩手山が見える。

日本百名山にも選出された標高2038mの成層火山。
ふもとからの雄大な眺めは格別で、その魅力に魅かれて周辺には多くの別荘地が存在する。

八幡平山頂レストハウスから100mほど東へ下ったところに岩手県側の駐車場がある。
こちらは無料だった。

八幡平山頂レストハウス駐車場展望台から眺める。
あの奥に目的地のドラゴンアイは存在する。
いざ出陣…
と、言いたいところだが、先にトイレを済ませておこうと思うw
道中にはもちろんトイレは存在しないのだwww

ドラゴンアイ登山のための服装チェック
ドラゴンアイへたどり着く道中にはまだ雪が溶けずに残っている。
なので、5月下旬や6月上旬であったとしても、Tシャツや短パンは避けた方が無難かも。
実際、駐車場で出会った人たちはみなさん、ジャケットにロングパンツという服装だった。
自分は、オレンジ色のスエットパーカーとトレーニングパンツ。
山登りの際には出来るだけ、目立つ色の服を着るようにしている。
今回のような場所ならまず問題ないかと思うが、遭難した場合に発見しやすいだろうというのがその理由だ。猟銃で誤って撃たれるというリスクも少なくなるはずだから。

八幡平山頂レストハウスでは長靴やストックだけでなく、スノーシューもあるらしい。そこまで本格的な登山には今回ならないだろう。
長靴は前日に、鹿角市内のホームセンターで購入しておいた。
サングラスは普段、車の運手で使用していつもので十分だろう。
レストハウスで地図を確認。

鏡沼と書かれているところが、目的地のドラゴンアイ。
そのとなりに、メガネ沼という沼があるようだ。
ちょっと、気になる。
ドラゴンアイの熊の目撃情報?

では準備万端。
出発だ。

登山道入口で、目の前に飛び込んできたのがこの看板。
実は私が入山する9日前に、熊の被害に遭われた方がおられるようだ。
以下、読売新聞オンラインの記事を紹介させていただく。
>18日午前8時頃、秋田県鹿角市と仙北市にまたがる八幡平の登山道で、能代市の男性会社員(48)がクマに襲われた。男性は顔や脚をかまれるなどしたが、命に別条はないという。県警によると、県内でクマによる人身被害は今年初めて。
>仙北署の発表によると、男性は八幡平山頂付近で沼の雪が解けて、竜の瞳のような形が浮かび上がる「ドラゴンアイ」を見ようと、鹿角市内から1人で入山。登山道を歩いていたところクマ2頭と遭遇し、体長約1メートルのクマに顔や左脚などをかまれたり、引っかかれたりした。近くには体長約30センチの子グマもおり、2頭は親子とみられるという。

(2025年5月19日08時40分 読売新聞オンライン配信)
細心の注意を払って、登らねば。
ドラゴンアイへの道中

登山口からドラゴンアイまでは20分ほど。ゆっくり歩いても30分で到着できるという。

道中にふきのとうが見られた。
ふきのとうといえば、ペタシンという成分ががん細胞の増殖や転移を抑制すると話題になったことがあった。フキノトキシンという発がん性物質も含まれているが、水にさらしたり、煮沸することでほとんどが除去されるそうだ。

しばらく登ると、八幡平登山とドラゴンアイ方面への分岐点に到達。
ここでひと休みする方も多い。
驚いたことに80歳近い女性が目の前を通り過ぎて行った。負けられない。

しばらく歩くと、残雪へと突入した。
道が完全に雪に埋まってしまっている。

ただし道中、ピンク色のリボンが何カ所も見受けられた。
これを目印に進んでいくと間違いないだろう。
ドラゴンアイ画像集

ようやくドラゴンアイに到着した。
2025年5月27日午前10時21分。
まだ完璧には開眼していないが、鏡沼を覆っていた雪や氷が解けてきて、ドラゴンブルーが確認できる。



見上げると上空の太陽の周りに虹がかかっていた。

そういえば、ここへたどり着く道中でもドラゴン登場を思わせるような不思議な形をした雲があった。

角度を変えて、やや高い位置から見下ろしてみる。

おとなりのめがね沼。
こちらは緑色。
本来ならめがねのように2つあるはずなのだが、片方はまだ厚い雪に覆われていた。
この先にはまだガマ沼や八幡沼が存在するのだが、次の予定もあるので下山することにした。
ドラゴンアイビールをお土産に
ドラゴンアイビールが存在する。どこで売ってるのか以前から気にはなっていた。
それは八幡平山頂レストハウスの地下2階売店で発見できた。



ドラゴンアイビールの気になるお値段は?
350ml 1本 450円
アルコール度数は4.5%

なまはげの魔除け&開運お守りもお土産に買っていこう。
ドラゴンアイの開眼はいつ?
気になるドラゴンアイの開眼。
令和5年(2025年)は、このまま晴天が続けば6月8日(日)あたりではないかと思われる。
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ドラゴンアイ情報お問い合わせ先
ドラゴンアイのお問い合わせ先は下記の通り
鹿角市役所(観光担当)TEL:0186-30-0248