岐阜県の下呂温泉から郡上八幡方面へ、国道256号を車で走っていた時のことです。
田園風景の向こうに、一本だけ飛び抜けて大きな杉の樹が見えました。

[写真:田園風景の中に立つ一本杉]
「あの巨木は何だろう?」
気になって車を停めました。
この時、私はここに神社があることさえ知りませんでした。
一本杉の近くまで行ってみると、今度は道路脇に気になる看板を発見。

[写真:国道256号沿いに立つ戸隠神社の「パワースポット 神の居ます風景遺産」の案内看板]
そこには、
「パワースポット」
「神の居ます風景遺産」
「戸隠神社の一本杉と岩座」
と書かれています。
戸隠神社?
こんなところに?
しかも「パワースポット」と書いてある。
これは行かねば。
走行中は見落としていましたが、国道沿いには社号標が立ち、朱色の鳥居が見えています。

[写真:国道沿いに立つ戸隠神社の社号標。奥には一本杉と朱色の鳥居も見える]
こうして、まったく予定していなかった戸隠神社への参拝が始まりました。
令和4年(2022年)10月6日のことです。
この時はまだこのあとも何度も導かれることになるとは思いもしませんでした。
今回紹介するのは、長野県の有名な戸隠神社ではありません。
岐阜県郡上市和良町に鎮座する戸隠神社(九頭の宮)です。
戸隠神社の鳥居
初めて参拝したのが令和4年(2022年)10月6日のこと。
2度目が令和5年(2023年)5月27日。
3度目は令和8年(2026年)9月13日。
まず鳥居の色の変化に気付きました。
最初の参拝では、宮島の厳島神社のようにオレンジ色っぽい印象がありました。

[写真:令和4年撮影の鳥居はオレンジっぽい色合い]
令和8年に参拝しますと、色鮮やかな朱色に変貌を遂げていました。

[写真:令和8年撮影の鳥居は鮮やかな朱色]
鳥居の扁額もきれいに“お化粧直し”されていることに気付きます。

[写真:令和4年撮影時の鳥居と扁額]

[写真:令和8年撮影時の鳥居。扁額もキレイに“お化粧直し”が施されていた]
特徴的な形をした「両部鳥居」

[写真:戸隠神社の朱色の両部鳥居]
戸隠神社の鳥居をよく見ると、一般的な鳥居とは少し形が違います。
本柱の前後に小さな柱を設けて支える「両部鳥居」と呼ばれる形式です。
この形を見て、私はどこかで見たことがあるような気がしました。
そう。
広島県の厳島神社や、山梨県の北口本宮冨士浅間神社です。
もちろん規模や細かな造りは違いますが、本柱を前後から支える独特の姿には共通するものがあります。

[写真:厳島神社の大鳥居。令和8年(2026年)3月12日撮影]

[写真:北口本宮冨士浅間神社の鳥居。令和7年(2025年)5月12日撮影]
こうして写真を並べてみると、なるほど。
規模も場所もまったく違いますが、確かに形は似ています。
何気なく撮ってきた写真でも、別の神社を歩いた時に「あれと同じだ」とつながることがあります。
これも神社巡りの面白さのひとつです。
なお後ほど紹介します戸隠神社の御朱印にも、この鳥居は「両部大鳥居」として描かれていました。
鳥居をくぐります。
境内へ入ると、国道から眺めていた風景とは雰囲気が変わります。
杉の木々に囲まれた静かな境内です。
そして、まず目に入ってくるのが御神木の夫婦杉です。
御神木の夫婦杉を見上げる

[写真:戸隠神社の夫婦杉は鳥居のすぐそばに立つ]
鳥居のすぐそばには、二本の大きな杉が寄り添うように立っています。
御神木の「夫婦杉」です。
下から見上げると、とにかく大きい。
鳥居と一緒に写真に収めようと見上げていると、首が痛くなってきました。

[写真:戸隠神社の御神木・夫婦杉]
この夫婦杉には昔から、二本の杉の間を通り抜けると子宝に恵まれるという言い伝えがあるそうです。
「子宝・恋愛成就」、「夫婦円満・無病息災」の御利益があると、夫婦杉のそばの案内板に記されていました。
国道から私を呼び止めた一本杉に引き寄せられるようにして戸隠神社を見つけ、鳥居まで来たら、今度は二本の巨大な夫婦杉が迎えてくれる。
戸隠神社では、最初から大きな杉の存在が印象に残ります。
夫婦杉を見上げたあと、手水舎へ向かいます。
手水舎で身を清め、拝殿へ

[写真:手水舎]
まずは手水舎で身を清めます。
そして、その先にある拝殿へ。

[写真:拝殿]
まずは参拝します。
ここまで歩いてきて改めて感じるのが、戸隠神社の静けさです。
私がこの神社を参拝するのは今回で3度目となるのは、先にお伝えした通りです。
ところが不思議なことに、私が参拝する時はほかの参拝者と重なることがないのです。
そう、いつもひとりなんです。
もちろん、たまたま参拝時間が重ならないだけなのでしょう。
それでも、人の話し声が聞こえない境内をひとりで歩いていると、日常から少し離れた場所へ入ってきたような感覚になります。
私はこれまで全国各地の神社を数多く参拝してきました。
「心が落ち着く」という意味では、この戸隠神社は私にとって最高級の神社のひとつです。
そして拝殿で参拝したあと、さらに奥へ向かいます。
ここからが、私が戸隠神社で最も好きな場所です。
森の中に現れる「重ね岩」

[写真:重ね岩は本殿に並んで鎮座]
拝殿を右へ進んでいくと、巨大な岩が姿を現します。
御神体の重ね岩です。

[写真:重ね岩を初めて目にする。令和4年(2022年)10月6日撮影]
初めて見た時は、その姿に驚きました。
巨大な岩の上に、さらに大きな岩が載っています。
上に載る岩は推定約42トン。
しかも、わずかな接点で下の岩の上に載っているといわれています。
これだけの巨岩を目の前にすると、
「どうしてこれで落ちないのだろう?」
と思わずにはいられません。
かつては、上の岩を片手で動かすことができたという話も伝わっています。
現在は重ね岩に触れることはできません。
現地の案内に従い、岩には触れずに見学します。
それでも、見るだけで十分です。
写真で見る重ね岩と、静かな森の中で実際に目の前にする重ね岩では、まったく印象が違います。
重ね岩の前で、明鏡止水の心境になる

[写真:久しぶりに対面した重ね岩。令和8年(2026年)9月14日撮影]
私は戸隠神社へ来ると、重ね岩の前でじっくりと時間を過ごします。
誰もいない森。
目の前には巨大な重ね岩。
聞こえてくるのは、風で木々が揺れる音や鳥の声くらいです。
そんな静けさの中で、私は重ね岩の前で瞑想します。
しばらく静かに過ごしていると、頭の中にあった余計なことが少しずつ消えていきます。
仕事のこと。
日常のこと。
これからのこと。
いろいろなことを考えていたはずなのに、それが雲散霧消していく。
私には「明鏡止水」という言葉が一番近いように思えます。
静かな水面のように、心のざわつきが消えていくのです。
そして重ね岩の前にいると、私はいつも大きな力をいただいたような気持ちになります。
もちろん、これは私個人が感じていることです。
科学的に説明できるような話ではありません。
それでも私は、ここへ来るたびに同じような感覚になります。
最初に一本杉の近くで見つけた看板には、「パワースポット」と書かれていました。
初めて訪れた時には、その言葉に興味を持って境内へ入りました。
でも何度か参拝し、重ね岩の前でこうして静かな時間を過ごすようになった今では、
「確かにここはパワースポットだ」
と私は感じています。
重ね岩のパワー、恐るべし。
戸隠神社で私が一番長く過ごすのは、いつもこの場所です。
重ね岩に伝わる「天岩戸」の伝承

[写真:神秘的で魅力を醸し出す重ね岩。令和5年(2023年)5月27日撮影]
重ね岩には、興味深い伝承も残されています。
戸隠神社の御祭神は、天手力男命(あめのたぢからおのみこと/あめのたぢからおのかみ)。
天照大御神が天岩戸に隠れた神話で、岩戸を開いたとされる神様です。
そして、この地では天岩戸の一部が飛来し、それが重ね岩になったという伝承があります。
巨大な重ね岩を実際に目の前にすると、なぜ昔の人がこの岩に神話を重ねたのか、少し分かるような気もします。
昔から伝わる話を知り、その場所を自分の足で歩き、自分の目で見る。
私は、そんな神社巡りが好きです。
以前の重ね岩と見比べて気づいたこと
初めてこの重ね岩に出会った時と、その4年後の重ね岩。
もちろん同じ岩なのですが、少し気になる変化がありました。

[写真:初めて参拝した時に撮影した重ね岩。令和4年(2022年)10月6日撮影]

[写真:4年後の重ね岩。令和8年(2026年)9月14日撮影]
お分かりいただけただろうか?
って、別に心霊現象でもないんですけど、
現在の重ね岩の上には植物が育ち、木も見えるようになっています。
4年前に撮影した写真では、今ほど目立っていません。
巨大な岩の上で、時間をかけて少しずつ植物が育っているのでしょうか。
同じ場所を一度だけしか参拝してていなかったら、気づかなかった変化です。
何度か参拝し、同じ場所で写真を撮っているからこそ分かりました。
次に戸隠神社へ来た時、この重ね岩の上がどうなっているのか。
それを見る楽しみも、またひとつ増えました。
万博の大屋根リングの設計を手掛け、太宰府天満宮仮殿にも携わった建築家の藤本壮介さんを思い出しました。

[写真:本殿の修復工事中、期間限定で設置された太宰府天満宮仮殿。令和8年(2026年)3月12日撮影]
重ね岩に隣接する本殿

[写真:本殿と重ね岩]
拝殿で参拝したあと、本殿にも参拝しましょう。
他の参拝者がどなたもおられないので、本当に静かです。
重ね岩の先へ|岩座めぐり
本殿を参拝し終えたら、岩座めぐりをしてみましょう。
重ね岩もあわせて岩座には大小9つの岩があり、
下ツ、中ツ、上ツ岩座の三段階に分かれています。

[写真:岩座の案内板]
上ツ岩座…男岩、盾岩、鉾岩
中ツ岩座…滝口岩、女岩、曲岩
下ツ岩座…重ね岩、横岩、結岩
これらのうち、実際に近くで見ることのできる岩は5つまでです。
中ツ岩座の曲岩とそれより上手の上ツ岩座(男岩、盾岩、鉾岩)はフェンスで仕切られており
登ることは出来ません。
岩座めぐりの道は舗装されてませんが、それほど急こう配ではなく、ゆっくり回っても10分ほどで
見ることが出来るので、参拝した時にはぜひともチャレンジしてみてください。

[写真:下ツ岩座]
時計と逆回りに出発します。
案内を確認しながら、一つずつ探します。
ただし、雨のあとなどは足元が滑りやすくなることも考えられます。
歩きやすい靴がおすすめです。

[写真:最初に出会う横岩]

[写真:次に目にする滝口岩]
こちらは女岩。

[写真:女陰を象徴する女岩]
なぜ女岩と言われているかはご想像にお任せします。
う~ん。なんでだろ?

[写真:女陰は陰を象る。上ツ岩座の男岩は陽を象る]
曲岩の手前にフェンスが張られており、近づくことができません。

[写真:曲岩をフェンス越しに撮影]
上ツ岩座の3岩(男岩、盾岩、鉾岩)へは遠目に確認しつつ、下り坂へ。

[写真:中ツ岩座までひと通り見ると、下り坂に]

[写真:最後に出会う結岩]
御神体の重ね岩が戸隠神社最大の見どころだとすれば、その先の岩座めぐりは、自分の足で戸隠神社の森を体験する時間です。
拝殿の無人授与所で御札、御朱印、お守りをいただく
参拝の証として御朱印をいただく人も多いかと思います。
戸隠神社の授与所は無人で、初穂料は拝殿上部の窓からお賽銭として納める形になっています。

[写真:無人の授与所]
戸隠神社の拝殿頒布品を紹介します。
御神札
戸隠神社の御神札(おふだ)。初穂料(値段)は1000円。
御神札は家内安全、家業繁栄の木札1種類のみ。
古来より木は「神様からの恵み」であり「神様の依り代」です。
木は生命ある存在です。ご自宅の神棚は床の間にお祀りしましょう。

[写真:戸隠神社の御札]
御朱印は1種類
戸隠神社の御朱印は1種類です。初穂料(値段)は300円
書置きのみとなっています。
一本杉、重ね岩、夫婦杉、鳥居など、ここまで実際に歩いて見てきた戸隠神社の風景が描かれています。
「神の居ます風景遺産」の文字もあります。
一本杉から始まり、夫婦杉を見上げ、拝殿で参拝し、重ね岩、岩座へ。
自分が歩いてきた風景が一枚の御朱印に収まっているようで、私はこの御朱印が気に入っています。
なおこちらの御朱印には日付が入ってませんので、自分で書き入れましょう。

[写真:御朱印は1種類。書置きのみ]
戸隠神社のお守りは5種類
無人授与所には、お守りも並んでいます。
私が参拝した時に確認できたのは5種類。初穂料(値段)は500円。
淡いピンク、水色、緑、紺、オレンジと色違いになっており、表には金色で「御守」と刺繍されています。

[写真:お守り表面]
裏面には『戸隠神社』の文字。
同じお守りでも色によって雰囲気がかなり違います。
私はオレンジ色のお守りをいただきました。

[写真:お守り裏面]
交通安全お守りは3色
一般的なお守りのほかに、交通安全守りもありました。
私が参拝した時に確認できたのは、紺・緑・オレンジの3色。
吸盤が付いたタイプで、車内に取り付けられるようになっています。
こちらも初穂料(値段)は500円。

[写真:戸隠神社の交通安全守り3色]
戸隠神社の見どころが描かれた絵馬

[写真:戸隠神社の絵馬には一本杉、朱色の鳥居、重ね岩が描かれている]
授与所には、戸隠神社の絵馬もありました。
絵馬に描かれているのは、一本杉、朱色の鳥居、そして重ね岩。
右側には「神の居ます風景遺産」の文字も入っています。
参拝を終えてから改めて見ると、
「なるほど。戸隠神社を一枚の絵にすると、こうなるのか」
と思わせてくれる絵馬でした。
茅の輪
授与所には、小さな茅の輪も置かれていました。
素朴な藁の輪に『除災招福』と書かれた赤い紙が添えられています。
茅の輪の初穂料(値段)は400円。

[写真:茅の輪]
戸隠神社の祈願米|二合400円
無人の授与所で気になったのが「祈願米」です。
「神の居ます風景遺産 祈願米」と書かれた素朴な紙袋に入っていて、二合400円でした。
お守りや御札だけでなく、お米もあります。
ただし授与所は無人なので盗難にあわないのか、やや心配です。

[写真:戸隠神社の祈願米]
三社で銭洗いした千円札を、ここで使った
そして今回、私はこの無人の授与所で使おうと決めていた千円札がありました。
日光二荒山神社(栃木県日光市)。
金華山黄金山神社(宮城県石巻市)。
筥崎宮(福岡県福岡市東区)。
これまで参拝した三社で「銭洗い」をした千円札です。
銭洗いをしたお金をどうするかについては、いろいろな考え方があると思います。
私はずっと持っているのではなく、
「いつか神社で御札やお守り、御朱印をいただく時に使おう」
と思っていました。
そして戸隠神社の無人の授与所に立った時、
「ここで使おう」
と決めました。
重ね岩の前でじっくりと時間を過ごし、岩座を巡って戻ってきたあとです。
満を持して、その千円札を使いました。
金額としては普通の千円札です。
でも、私にとっては少し違います。
日光二荒山神社。
金華山黄金山神社。
筥崎宮。
三社を参拝した記憶を持った千円札です。
その千円札で今度は、岐阜の戸隠神社の御札やお守り、御朱印をいただく。
神社から神社へ、参拝の記憶がつながっていくように感じました。
これも今回の戸隠神社参拝で、忘れられない出来事になりました。
長野県の戸隠神社の五社巡り
「戸隠神社」と聞いて、長野県の戸隠神社を思い浮かべた人も多いと思います。
私も長野県の戸隠神社を訪れ、五社巡りをしています。

[写真:長野県の戸隠神社中社 令和6年(2024年)10月14日撮影]

[写真:長野県の戸隠神社奥社参道の随神門 令和6年(2024年)10月14日撮影]
岐阜県郡上市和良町の戸隠神社と、長野県の戸隠神社。
同じ「戸隠」の名を持っていますが、実際に歩いてみると風景も雰囲気も違います。
長野県の戸隠神社でも写真をたくさん撮影していますので、こちらは後日あらためて「戸隠神社の歩き方」として紹介したいと思います。
戸隠神社についてよくある質問
岐阜の戸隠神社と長野の戸隠神社は同じ神社ですか?
別の神社です。
この記事で紹介しているのは、岐阜県郡上市和良町に鎮座する戸隠神社です。
戸隠神社(九頭の宮)は何と読みますか?
戸隠神社(九頭の宮)は「とがくしじんじゃ(くずのみや)」と読みます。
岐阜県郡上市和良町の戸隠神社は、かつて「九頭宮」と呼ばれていたと伝わり、現在も「九頭の宮」の通称があります。
長野県の戸隠神社と同じ名前なので、このブログでは区別しやすいよう「岐阜・戸隠神社」「郡上市和良町の戸隠神社」と表記しています。
戸隠神社で一番おススメは?
やはり御神体の重ね岩です。
上に載る岩は推定約42トンとされ、森の中で実物を見ると写真以上の存在感があります。
私は参拝するたび、この重ね岩の前でじっくりと時間を過ごしています。
重ね岩には触れますか?
重ね岩は、土台となっている岩の部分には触れることができます。
ただし、かつて「片手で動かすことができる」と伝えられてきた上部の巨岩には触れないよう案内されています。決して土台部分に登るようはことをしてはいけません。
現地の案内に従って参拝しましょう。
重ね岩以外にも岩がありますか?
あります。
横岩、結岩、曲岩、女岩、滝口岩、男岩、盾岩、鉾岩などが森の中に点在しています。
重ね岩を見たあと、そのまま“岩座めぐり”をするのがおすすめです。
岩座めぐりにはどのくらい時間がかかりますか?
私の場合、ゆっくり歩いて10分もかからない程度でした。
未舗装の道なので、歩きやすい靴で参拝することをおすすめします。
御朱印はいただけますか?
私が参拝した時には、無人の授与所に御朱印が用意されていました。初穂料は300円です。
私がいただいた御朱印は、日付を自分で記入する形式でした。
授与方法などは変更される可能性がありますので、参拝時に現地で確認してください。
戸隠神社の駐車場・アクセス
ここまで読んで、
「実際に戸隠神社へ行ってみたい」
と思った人のために、最後にアクセスについて紹介します。
戸隠神社は、岐阜県郡上市和良町に鎮座しています。
カーナビを利用する場合は、長野県の戸隠神社と間違えないよう、「岐阜県郡上市和良町」まで確認しておくと安心です。
『戸隠神社(九頭の宮)』
住所:岐阜県郡上市和良町宮地上沢字1538番地の1
車での参拝がおすすめ
戸隠神社の目の前、芝桜公園に無料駐車場があります。
舗装されておらず、砂利敷きの駐車スペースなので雨が降るとしばらく水たまりに悩まされます。

[写真:戸隠神社の駐車場]
芝桜が咲くころ、こちらの駐車場はキレイだと思います。

[写真:戸隠神社芝桜公園にある駐車場全景]
なお戸隠神社は最寄りの鉄道駅からはかなり離れています。
周辺の立地まで考えると、私は車で参拝するのが一番便利だと思います。
鳥居から約150m南にバス停
戸隠神社の鳥居から約150m南には、八幡バスの「戸隠神社前」バス停があります。
公共交通機関で訪れる場合には分かりやすい目印です。
ただし、バスの運行時刻や本数は変更される可能性があります。
バスを利用する場合は、参拝前に最新の時刻表を確認してください。
バス停に隣接する公衆トイレは近日中に撤去されます。

[写真:戸隠神社から150mほど南にある「戸隠神社前」バス停]
一本杉に別れを告げて
すべての参拝を終え、静かな境内をあとにします。
そして帰る前に、もう一度あの一本杉を眺めました。

[写真:一本杉と、その向こうに見える戸隠神社の鳥居]
最初にこの場所へ来た時、私は戸隠神社の存在さえ知りませんでした。
ただ、
「あの大きな杉は何だろう?」
と思って車を停めただけでした。
その一本杉の近くで「パワースポット」と書かれた看板を見つけた。
その向こうに朱色の鳥居が見えた。
鳥居をくぐって夫婦杉を見上げ、手水舎で身を清め、拝殿で参拝した。
そして森の中へ入っていくと、あの巨大な重ね岩があった。
重ね岩の前でひとり静かに過ごし、さらにその先の岩座を巡った。
最初は、ただ気になった一本の杉でした。
でも今では、その杉の向こうに何があるのかを私は知っています。
静かな森があります。
いくつもの岩座があります。
そして、私が心を静める重ね岩があります。
もし、あの日。
一本杉が気にならず、そのまま車で通り過ぎていたら。
私はこの神社を知らないままだったかもしれません。
有名だから訪れたわけではありません。
検索して見つけたわけでもありません。
ただ一本の杉が気になって、車を停めた。
それが始まりでした。
今ではこの一本杉を見ると、
「帰ってきたな」
という気持ちになります。
一本杉と、その向こうに小さく見える戸隠神社の鳥居。
個人的には国内最高レベルで気持ちの整う神社です。
また来ます。
