福岡市東区に鎮座する筥崎宮(はこざきぐう)へ参拝してきました。
筥崎宮は宇佐神宮、石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮に数えられる神社です。
「筥崎宮は何の神様をお祀りしているの?」
「どんなご利益があるの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
筥崎宮では応神天皇を主祭神として、神功皇后、玉依姫命がお祀りされています。蒙古襲来の歴史から厄除け・勝運の神としても知られています。
境内には「敵国降伏」の扁額が掲げられた楼門をはじめ、湧出石、銭洗御神水、お潮井の真砂、御神木の筥松など、立ち寄っておきたい場所がいくつもあります。
この記事では、私が撮影した写真を見ながら、筥崎宮のご利益や御朱印、お守り、境内の見どころを紹介します。
筥崎宮は何の神様?御祭神とご利益
筥崎宮の御祭神は、
応神天皇(八幡大神)
神功皇后
玉依姫命
の三柱です。
主祭神の応神天皇は八幡大神としてお祀りされています。
筥崎宮は鎌倉時代の蒙古襲来の際、困難を乗り越えた歴史から「厄除・勝運の神」として知られるようになりました。
勝運との縁が深いことから、境内では福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡の必勝祈願の大絵馬を見ることもできます。公式サイトでも筥松の大絵馬がフォトスポットとして紹介されています。

【写真:福岡ソフトバンクホークスの優勝祈願絵馬】

【写真:アビスパ福岡の必勝祈願絵馬】
筥崎宮を参拝するなら、「何の神様なのか」を知ってから境内を歩いてみると、楼門の「敵国降伏」や大絵馬の見え方も少し変わってくると思います。
駐車場から筥崎宮の参拝スタート
今回は車で筥崎宮へ向かいました。

【写真:筥崎宮宮前駐車場】
私が利用した駐車場はアスファルト舗装されており、一之鳥居までは50メートルほど。
この日は筥崎宮を参拝したあと、あじさい苑にも立ち寄ったため4時間近く駐車しました。

【写真:筥崎宮宮前駐車場の駐車料金案内看板】
筥崎宮公式サイトでは宮前駐車場と外苑駐車場などが案内されています。外苑駐車場は国道3号線から入る230台収容の有料駐車場です。行事によって利用方法が変わることもあるので、参拝前に公式情報を確認しておくと安心です。
電車なら箱崎宮前駅から歩いて参拝できる
公共交通機関を利用する場合は、福岡市地下鉄箱崎線「箱崎宮前駅」が便利です。

【写真:福岡市地下鉄箱崎線『箱崎宮前駅』】
駅を出れば筥崎宮はすぐ近く。
車を使わずに参拝しやすいのも筥崎宮のいいところです。
写真を見ながら筥崎宮を歩く
ここからは私が歩いた境内を、写真とともに紹介していきます。
筥崎宮には国指定重要文化財の一之鳥居や楼門をはじめ、湧出石、銭洗御神水、筥松など、じっくり見ておきたい場所があります。
一之鳥居から境内へ

【写真:筥崎宮の一之鳥居】
大きな一之鳥居をくぐって境内へ向かいます。
この一之鳥居は慶長14年(1609年)に福岡藩主・黒田長政によって建立されたとされ、国の重要文化財に指定されています。
柱が下に向かって太くなる独特の形をしており、「筥崎鳥居」と呼ばれています。
参拝を急がず、まず鳥居そのものを眺めてみてください。
手水舎で身を清める

【写真:筥崎宮の手水舎】
鳥居をくぐって進んだら、まず手水舎で手と口を清めてからお参りします。
筥崎宮では手水舎も公式サイトのパワースポットとして紹介されています。
お潮井の真砂

【写真:筥崎宮のお潮井】
手水舎の近くには「お潮井の真砂」があります。
博多では筥崎宮前の海岸の真砂を「お潮井」と呼び、古くから身を清めるものとして大切にされてきました。

【写真:お潮井の真砂】
私はいただいたお潮井を持ち帰り、自宅の神棚に供えています。
同じ福岡県では、那珂川市の現人神社にもお汐井があります。
湧出石は「運が湧き出る」と伝わるパワースポット

【写真:筥崎宮の湧出石はパワースポット】
境内でぜひ立ち寄ってほしいのが「湧出石(わきでいし)」です。

【写真:湧出石】
筥崎宮によると、この石に触れると「運が湧き出る」といわれ、招福開運を願って多くの参拝者が触れていくそうです。
また「国に一大事があるとき、地上に姿を現す」という言い伝えも残されています。

【写真:湧出石に触れてみる】
私も瑞垣の中に手を伸ばして、湧出石に触れてきました。
銭洗御神水でお金を清める

【写真:筥崎宮の銭洗御神水】
金運に関心のある方なら立ち寄っておきたいのが「銭洗御神水(ぜにあらいごしんすい)」です。
金銭を御神水で洗い清め、福寿開運を願います。
案内板があったので、やり方を確認します。

【写真:銭洗御神水について書かれた案内板】
筥崎宮では、清めたお金を使うことで世の中を巡り、福を授かると信じられています。
私も実際にお金を清めました。

【写真:筥崎宮の銭洗金運守】
授与所では「銭洗金運守」もいただきました。
さざれ石

【写真:さざれ石】
境内には国歌「君が代」に詠まれている「さざれ石」もあります。
小さな石が長い年月をかけて固まり、大きな岩となったものです。
「敵国降伏」の扁額が掲げられた楼門

【写真:楼門に掲げられた敵国降伏の文字】
筥崎宮を訪れたら、楼門に掲げられている「敵国降伏」の文字をぜひ見てください。
この「敵国降伏」は筥崎宮の歴史を語るうえで欠かせない言葉です。
筥崎宮の社記では、延喜21年(921年)に醍醐天皇から「敵国降伏」の宸筆が下賜されたと伝えられています。
現在楼門に掲げられている文字は、筑前領主・小早川隆景が楼門を造営した際、亀山上皇の御宸筆を謹写・拡大したものです。
「敵国降伏」という四文字を実際に楼門の前で見ると、筥崎宮が歩んできた長い歴史を感じます。

【写真:筥崎宮の楼門】
福岡空港から直線距離で5kmも離れていないため、境内からは空港へ着陸する飛行機が頻繁に見受けられます。

【写真:筥崎宮の楼門と飛行機】
楼門から拝殿へお参り

【写真:楼門から拝殿が見える】
楼門の向こうに拝殿が見えます。
通常の参拝では楼門の前からお参りします。
私もここで、無事に筥崎宮まで来られたことに感謝して手を合わせました。
なお筥崎宮によると、お正月や9月の放生会期間中などは楼門をくぐって中から参拝できる期間があります。
御神木「筥松」は筥崎の名前の由来にもつながる

【写真:筥崎宮の御神木『筥松』】
楼門のそばにある朱色の玉垣に囲まれた松が「筥松(はこまつ)」です。
応神天皇がお生まれになった際の御胞衣を筥に納めて埋め、その標として松を植えたと伝えられています。
この筥松のある岬から「筥崎」の名が起こったとも伝えられています。
筥崎宮という名前の由来につながる場所ですから、楼門だけ見て帰らず、ぜひ筥松にも立ち寄ってみてください。
筥崎宮の末社も参拝
境内には本殿の東西に末社が鎮座しています。
西末社
- 龍王社:海と空の守り神
- 若宮殿:芸能文化の守り神
- 仲哀殿:八幡様の親神・家族の守り神
- 厳島殿:旅行安全の神
- 民潤社:火除の守り神

【写真:筥崎宮の西末社】
東末社
- 池島殿:手足の守り神
- 武内社:不老長寿・健康の神
- 乙子宮:子育ての神
- 住吉殿:海上交通の守り神
- 稲荷社:商売繁昌・田畑の守り神

【写真:筥崎宮の東末社】
その中で気になったのが池島殿です。
池島殿|たくさんのわらじが並ぶ手足の守り神

【写真:筥崎宮の池島殿】
たくさんのわらじが奉納されています。
池島殿は古くから「手足の守り神」として信仰され、病気の平癒を願って、わらじを供える習わしがあります。

【写真:池島殿のわらじ】
説明書きによると、わらじを供えて病気の平癒を願い、良くなった際には、再びわらじを供えてお礼参りをするそうです。

【写真:池島殿のわらじ信仰について書かれた案内板】
一つひとつのわらじに、それぞれの願いと感謝が込められているのでしょう。
筥崎宮というと「敵国降伏」の楼門や湧出石、銭洗御神水などに目が向きますが、境内を歩いていると、こうした昔から続く信仰の形にも出会えます。
境内で出会った黒猫

【写真:拝殿近くで出会った黒猫】
境内を歩いている途中、黒猫にも出会いました。
静かな境内にすっかり溶け込んでいて、思わずカメラを向けました。
こうした予定外の出会いも、実際に神社を歩いてみる楽しさのひとつです。
筥崎宮の御朱印
Search Consoleを見ると「筥崎宮 御朱印」は実際に検索されていますので、この部分は現在より少し独立性を高めます。
通常の御朱印

【写真:筥崎宮の通常御朱印】
筥崎宮では通常の御朱印をいただくことができます。
御朱印の値段(初穂料)は500円。
通常の御朱印は必ずいただくようにしています。
さらに興味をひいたのは限定御朱印です。
参道花めぐり限定切り絵御朱印

【写真:筥崎宮の限定切り絵御朱印】
参拝した際には『参道花めぐり限定切り絵御朱印』もいただきました。
6月1日から6月30日の1か月間、期間限定で拝受されていました。
『参道花めぐり限定切り絵御朱印』の値段(初穂料)は2000円。
御朱印を拝受しますと、あじさい苑(6月開苑)と神苑花庭園のどちらかを鑑賞できる入園ご招待券をいただきました。
私が訪れた6月は、ちょうど筥崎宮あじさい苑が楽しめる季節。

【写真:入園ご招待券】
このときのあじさい苑については別の記事で詳しく紹介しています。
→【筥崎宮あじさい苑を訪問|見頃・水みくじ・限定御朱印も楽しめる福岡のあじさい名所】
筥崎宮のお守り

【写真:カード型の開運招福御守】
財布に入れやすそうだったので、カード型の開運招福御守をいただきました。
さらにもう一つがこちら。
カード型開運招福御守…値段(初穂料)1000円。

【写真:銭洗金運勝守】
銭洗御神水で清めた硬貨と一緒に持つ「銭洗金運勝守」です。
銭洗御神水をお参りしたあとに授与所へ立ち寄ると、参拝の流れとしても分かりやすいと思います。
銭洗金運勝守の値段(初穂料)1000円
※お守りの種類や初穂料は変更される場合があります。参拝時には筥崎宮公式サイトや授与所で最新情報を確認してください。
筥崎宮のおみくじ

【写真:運気龍昇みくじ】
筥崎宮にはいくつかのおみくじがあり、「龍神様の運気龍昇みくじ」を引いてみました。

【写真:かわいい縁起根付つき開運みくじ】
こちらは開運みくじ。
御朱印やお守りをいただく際に、おみくじを引いてみるのも参拝の楽しみのひとつです。
筥崎宮へのアクセス・駐車場
所在地
福岡県福岡市東区箱崎1-22-1
最寄り駅
福岡市地下鉄箱崎線「箱崎宮前駅」
駐車場
宮前駐車場・外苑駐車場などがあります。
公式サイトでは外苑駐車場は230台収容の有料駐車場として案内されています。行事開催時には通常と利用方法が異なる場合があります。
筥崎宮についてよくある質問
筥崎宮は何の神様ですか?
応神天皇(八幡大神)を主祭神として、神功皇后、玉依姫命がお祀りされています。
筥崎宮にはどんなご利益がありますか?
筥崎宮は蒙古襲来の歴史から、厄除け・勝運の神として広く知られています。境内には招福開運を願う湧出石や、福寿開運を願う銭洗御神水などもあります。
筥崎宮の御朱印はいただけますか?
はい。授与所で御朱印をいただけます。公式サイトでは現在、通常御朱印の初穂料は500円と案内されています。季節によっては限定御朱印もあるようです。
筥崎宮の「敵国降伏」とは何ですか?
筥崎宮に古くから伝わる言葉です。現在の楼門に掲げられている文字は、小早川隆景が楼門を造営した際に亀山上皇の御宸筆を謹写・拡大したものとされています。
筥崎宮には駐車場がありますか?
はい。宮前駐車場や外苑駐車場などがあります。有料です。行事によって利用状況が変わるため、参拝前に公式サイトで確認することをおすすめします。
筥崎宮の最寄り駅はどこですか?
福岡市地下鉄箱崎線「箱崎宮前駅」です。
まとめ|筥崎宮は歩いてこそ見えてくる場所が多い
筥崎宮は、応神天皇を主祭神としてお祀りする日本三大八幡宮のひとつです。
厄除け・勝運の神として知られていますが、境内を歩いてみると、それだけではありません。
「敵国降伏」の扁額が掲げられた楼門。
運が湧き出ると伝わる湧出石。
お金を清める銭洗御神水。
筥崎の名前の由来にもつながる御神木・筥松。
御朱印やお守りだけを目的に急いで参拝するより、一之鳥居から一つずつ写真を追うように歩いてみると、筥崎宮の見どころがよく分かります。
初夏に訪れるなら、境内のあじさい苑もおすすめです。

