鹿島神宮へ参拝するなら、拝殿で手を合わせて終わりでは、少しもったいないかもしれません。

【写真:朝日を浴びる鹿島神宮拝殿】
朱色が鮮やかな楼門をくぐり、拝殿と本殿へ。
そこからさらに奥へ進むと、木漏れ日の中を歩く奥参道が続き、森の中には奥宮、地震を鎮めると伝わる要石、そして水底まで見えるほど澄んだ御手洗池があります。
私も実際に鹿島神宮の境内を歩いてみましたが、印象に残ったのは有名な場所だけではありませんでした。
鹿園の近くでは、枝と幹の間がきれいなハート形に見える木を発見。
さらに摂社・末社を巡っていると、須賀社の石燈籠にもハート形があり、よく見ると「隠れミッキー?」と思ってしまうような形まで見つけました。
さらに今回の参拝では、鹿島神宮と香取神宮の両方を巡ることで完成する「双宮守」もいただくことができました。
この記事では、無料駐車場から大鳥居、楼門、拝殿・本殿、奥宮、御手洗池、要石、鹿園、摂社・末社まで、実際に歩いた鹿島神宮を写真とともに紹介します。
有名な見どころだけでなく、実際に歩いたからこそ気づいた小さな発見も一緒に紹介していきます。
- 無料駐車場から鹿島神宮へ|歩いて約4分
- 社号標と大鳥居から鹿島神宮の境内へ
- 鹿島神宮の楼門|森の緑に映える鮮やかな朱色
- 拝殿で武甕槌大神に参拝|その奥には本殿
- 木漏れ日の奥参道を歩く
- 森の中に静かに佇む鹿島神宮の奥宮
- 御手洗池|透き通る湧水に鳥居が立つ、鹿島神宮屈指の名所
- 大國社|大国主命を祀る森の中の小さなお社
- 要石へ向かう途中で出会う「大鯰の碑」
- 要石|地震を鎮めると伝わる不思議な霊石。水戸光圀公もチャレンジ
- 熱田社|奥参道に鎮座する夫婦神
- 鹿園|鹿島神宮と鹿には深いつながりがあります
- 鹿島神宮で見つけたハートマークと「隠れミッキー」?
- 鹿園近くのさざれ石
- 摂社・末社を巡る|須賀社・沼尾神社など
- 鹿島アントラーズと鹿島神宮
- 鹿島神宮の御朱印|通常御朱印と2026年の御船祭記念御朱印
- 12年に一度の式年大祭「御船祭」とは
- 鹿島神宮と香取神宮を巡って完成する「双宮守」(そうぐうまもり)
- 鹿島神宮の金守で金運アップ
- 自信守は財布に入るカードタイプのお守り
- 東国三社参りの「ご神紋」
- 最後に稲荷社へ参拝
- 鹿島神宮を出たあとに靇神社へ
- 鹿島神宮から香取神宮・息栖神社へ|東国三社参り
- 鹿島神宮についてよくある質問
- まとめ|鹿島神宮は拝殿の先まで歩いてみてほしい
無料駐車場から鹿島神宮へ|歩いて約4分
今回は車で鹿島神宮へ向かいました。
私が利用したのは、鹿島神宮まで歩いて4分ほどの場所にある無料駐車場です。
神社に近い場所には有料駐車場もありますが、少し歩いても構わないのであれば、今回利用した無料駐車場からでもそれほど遠く感じませんでした。トイレも設置されています。
「鹿島神宮へ車で行きたいけれど、どこに停めればいいのか」
という人にとって、駐車場は参拝前に確認しておきたいポイントだと思います。

【写真:今回利用した無料駐車場】
駐車料金や利用条件は変更される場合がありますので、現地の案内も確認してください。
社号標と大鳥居から鹿島神宮の境内へ
駐車場から歩いて鹿島神宮へ。

【写真:大鳥居へと続く表参道】
まず目に入ってくるのが社号標と大鳥居です。

【写真:社号標と大鳥居】
ここから今回の参拝が始まりました。
鳥居をくぐると、少しずつ街の雰囲気が遠ざかっていきます。
まずは手水舎へ。

【写真:楼門前の手水舎】
手と口を清めてから、楼門へ向かいます。
鹿島神宮の楼門|森の緑に映える鮮やかな朱色

【写真:鹿島神宮の楼門】
鹿島神宮を歩いていて、まず強く印象に残った建物が楼門です。
深い緑の中に現れる鮮やかな朱色。
正面に立って見上げると、写真で見る以上に存在感があります。
楼門をくぐると、拝殿があります。

【写真:境内全景。左が拝殿、右が楼門】
この写真だと、拝殿と楼門の位置関係も分かりやすいのではないでしょうか?
拝殿で武甕槌大神に参拝|その奥には本殿
鹿島神宮の御祭神は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です。
楼門をくぐった後、まずは拝殿を参拝します。

【写真:鹿島神宮の拝殿】
拝殿の奥には本殿があります。
徳川家の第二代将軍・徳川秀忠公が奉納。

【写真:鹿島神宮の本殿】
鹿島神宮の主な社殿は大鳥居からそれほど遠くありません。
ただ、ここで参拝を終えてしまうと、この先に広がる鹿島神宮の森を歩かないことになります。
今回、私が特に印象に残ったのはむしろここから先でした。
木漏れ日の奥参道を歩く
拝殿と本殿を見たあと、そのまま奥参道へ向かいました。
拝殿から奥宮へ向かって続く奥参道は、約300m。
両側には高い木々が立ち並び、少し歩くだけで境内の空気がすっと落ち着いていくように感じます。
朱色の楼門や拝殿周辺の華やかさとは対照的で、ここから先は森の中をゆっくり進むような静かな時間です。

【写真:鹿島神宮の奥宮へと続く奥参道】
私が歩いたときは、木々の間から差し込む光が参道を照らし、その景色がとても印象に残りました。
奥宮へ近づくにつれて周囲の音も遠くなり、自然と気持ちが静まっていきます。
まさに「明鏡止水」という言葉が似合うような感覚でした。
鹿島神宮を参拝するなら、拝殿だけで終わらず、この奥参道をゆっくり歩いてみてほしいと思います。
奥宮へ向かうまでの時間そのものが、鹿島神宮の大きな見どころの一つです。

【写真:木漏れ日の鹿島神宮奥参道】
楼門や拝殿の周辺とは少し雰囲気が変わり、ここから先は「神社を参拝する」というより、森の中を歩いている感覚が強くなります。
急いで歩くより、周囲の木々を眺めながらゆっくり進みたくなる参道でした。
森の中に静かに佇む鹿島神宮の奥宮
奥参道を歩いていくと、深い森の中に奥宮が現れます。
現在の奥宮の社殿は、もともと鹿島神宮の本宮社殿として徳川家康公が奉納したものです。
その後、元和5年(1619年)に江戸幕府第二代将軍・徳川秀忠公によって現在の本宮社殿が造営された際、旧本殿が現在地へ移され、奥宮の社殿となりました。
つまり、いま奥宮として見ることができる建物は、かつて鹿島神宮の本殿だったものです。
長い年月を経た木造の社殿は、朱色の楼門や拝殿とは対照的に、奥宮は森の中に溶け込むように静かに鎮座しています。
奥参道の静けさの中を歩いてここまで来ると、大鳥居や楼門周辺とは空気まで違って感じられました。
奥宮へ向かうまでの道のりも含めて、鹿島神宮でぜひ訪れてほしい場所の一つです。

【写真:鹿島神宮の奥宮】
奥宮の裏で出会った巨木
奥宮を参拝したあと、ぜひ裏側にも少し回ってみてください。
そこには、思わず見上げてしまうほどの大きな木が立っています。
鹿島神宮の「御神木」として案内されている木ではありませんし、公式にパワースポットとされている場所でもありません。
それでも、長い年月をこの森の中で過ごしてきたのでしょう。近くで見上げると、写真だけではなかなか伝わらない迫力があります。
しかも、この木は柵の向こうから眺めるだけではなく、すぐそばまで近づいて、幹に直接手を触れることができました。

【写真:奥宮裏の巨木】
実際に手を当ててみると、奥参道を歩いてきたときとはまた違う、不思議な落ち着きを感じます。
「ここもパワースポットなのでは?」
そんなことを考えながら、しばらく巨木に触れていました。
有名な要石や御手洗池とは違い、知らなければそのまま通り過ぎてしまう場所かもしれません。
奥宮を訪れた際には、社殿だけを見て引き返さず、裏側にも目を向けてみてください。

【写真:奥宮の裏にそびえる巨木。パワースポットかも】
御手洗池|透き通る湧水に鳥居が立つ、鹿島神宮屈指の名所
奥宮を参拝したあと、さらに森の中を歩いて御手洗池(みたらしいけ)へ向かいました。

【写真:鹿島神宮の御手洗池】
今回の鹿島神宮参拝で、特に印象に残った場所の一つです。
池の前に立って、まず驚いたのが水の透明さでした。
澄んだ水の中まで見渡すことができ、池の中には鳥居が立っています。周囲の木々が水面に映り込む光景も美しく、奥参道や奥宮とはまた違った静けさを感じる場所です。
鹿島神宮によると、御手洗池では1日に40万リットル以上もの水が湧き出し、旱魃のときにも枯れることがないとされています。
これほど豊かな水が、森の中から絶えず湧き続けているというのですから驚きます。
昔はここで身を清めてから参拝した
御手洗池は、美しい池というだけではありません。
古くは鹿島神宮を参拝する前に、ここで禊をして身を清めたと伝えられています。
現在でも毎年大寒の時期には、この御手洗池で禊が行われています。
また御手洗池には、
「大人が入っても子どもが入っても、水の深さは胸の高さまで」
という不思議な言い伝えも残されています。
もちろん現在、一般の参拝者が池へ入って確かめるような場所ではありませんが、古くから特別な場所として大切にされてきたことが伝わってきます。

【写真:御手洗池では禊をして身を清めたと伝えられています】
池の奥では、今も水が湧き出している
御手洗池を訪れたら、池だけを見て引き返さず、池の奥にも目を向けてみてください。

【写真:御手洗池奥の湧水】
岩に囲まれた場所から、今も水が湧き出しています。
実際に目の前で水が流れ出しているところを見ると、この透明な池が豊かな湧水によって保たれていることを実感できます。
私が訪れたときも、岩の間から流れ出す水と、その周囲を覆うシダや木々が印象的でした。
長い年月にわたって湧き続ける水を眺めていると、鹿島神宮が深い森と水に囲まれた神社であることを改めて感じます。
近隣住民にはタンクに入れて持ち帰る方もおられます。
神聖なる水を毎日くみ取れるなんて、うらやましい限りです。
鹿島神宮へ来たなら、御手洗池まで歩いてほしい
朱色の楼門や拝殿を参拝して終わるだけでは、少しもったいないと思います。
木漏れ日の奥参道を歩き、奥宮へ参拝し、さらにその先にある御手洗池へ。
私自身、この順番で歩いたからこそ、境内の雰囲気が少しずつ変わっていくのを感じることができました。
静かな森の中に、澄んだ水と鳥居。
写真を撮ったあとも、しばらくその場を離れずに眺めていました。
鹿島神宮を初めて参拝する方にも、ぜひここまで足を延ばしてほしい場所です。
鳥居の周囲を澄んだ水が満たし、水面には周囲の木々が映り込んでいます。
鹿島神宮の公式案内では、御手洗池には現在も豊富な湧水があり、古くは参拝前にここで禊をしたと伝えられています。
静かな森の中に、水と鳥居と巨木。
鹿島神宮へ行くなら、拝殿だけで帰らず、ぜひここまで歩いてほしい場所です。
御手洗池のすぐそばには「湧水茶屋 一休(いっきゅう)」という売店もあります。
名物の『三色だんご』や『手打ち蕎麦』がおすすめです。
店名の名のとおり、ここで一休みしていくのもいいです。
大國社|大国主命を祀る森の中の小さなお社
御手洗池をあとにして、大國社(だいこくのやしろ)へ参拝しました。
木々に囲まれた小さなお社で、御祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)。「大黒様」としても親しまれている神様です。

【写真:大國社へと続く石畳】
鹿島神宮の華やかな楼門や拝殿とは雰囲気がまったく異なり、森の中にひっそりと佇んでいます。
大國社には、夏越の祓の際にスイカをお供えして参拝するという珍しい習わしも伝えられているそうです。
御手洗池から要石方面へ向かう際に立ち寄れるので、通り過ぎずに参拝してみてはいかがでしょうか。

【写真:御手洗池のそばにひっそりと鎮座する大國社】
このあと、要石へ向かう途中で、武甕槌大神と大鯰を表した印象的な石碑に出会います。
要石へ向かう途中で出会う「大鯰の碑」
奥宮から要石へ向かう小径を歩いていくと、途中にひときわ目を引く石碑があります。

【写真:武甕槌大神が大鯰に乗った石碑】
描かれているのは、鹿島神宮の御祭神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と大鯰(おおなまず)です。
剣を手にした武甕槌大神が、大きな鯰を押さえ込むような姿が表されています。
この石碑を見てから要石へ向かうと、鹿島神宮に伝わる「地震と大鯰」の伝説がぐっと分かりやすくなります。
古くから、地中にいる大鯰が暴れることで地震が起こると考えられ、鹿島神宮の要石は、その大鯰を押さえて地震を鎮めていると伝えられてきました。
つまり、この石碑はこの先にある要石の伝説を目で見て理解できる場所ともいえます。
要石だけを目指して歩いていると通り過ぎてしまいそうですが、ぜひ足を止めて見てほしいと思います。
このあと、実際に要石へ向かいました。
要石|地震を鎮めると伝わる不思議な霊石。水戸光圀公もチャレンジ
大鯰の碑を見たあと、その先にある要石(かなめいし)へ向かいました。
鳥居をくぐって奥へ進むと、玉垣に囲まれた中央に要石があります。

【写真:要石の鳥居と全景】
「地中の大鯰を押さえている石」と聞くと、かなり大きな岩を想像するかもしれません。
ところが実際に地上へ出ているのは、直径30センチほどの小さな石です。

【写真:予想したよりもはるかに小さかった要石】
鹿島神宮では、地震を起こす大鯰の頭を要石が押さえ、地震を鎮めているという伝承が古くから伝わっています。
しかし、この小さく見える石には面白い逸話があります。
江戸時代、水戸藩主の徳川光圀公が「この石はどこまで続いているのか」と掘らせたところ、7日間掘り続けても底までたどり着くことができず、ついにチャレンジを断念したと伝えられています。
目の前に見えているのは、ほんの一部分なのかもしれません。
そう考えながら見ると、小さな石の印象が少し変わってきます。

【写真:水戸光圀公も掘り起こそうとした要石】
ちなみに香取神宮にも要石があります。
鹿島神宮の要石は中央が凹んだ形をしているのに対し、香取神宮の要石は地上に出た部分が凸形になっているのも興味深いところです。
私は香取神宮の要石も実際に見ていますので、二つを見比べてみるのも東国三社参りの楽しみの一つだと思います。
映画『すずめの戸締まり』をきっかけに「要石」という言葉を知った方もいるかもしれません。
神話や地震にまつわる古い伝承を知ってから実物を見ると、地面からわずかに顔を出したこの小さな石が、鹿島神宮の中でもひときわ不思議な存在に感じられました。
熱田社|奥参道に鎮座する夫婦神
奥参道を歩いていると、奥宮へ向かう途中に末社の熱田社(あつたのやしろ)が鎮座しています。

【写真:熱田社】
御祭神は、素戔嗚命(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)。
八岐大蛇(やまたのおろち)の神話でも知られる二柱の夫婦神です。
案内板には、熱田社は古く「七夕社」と呼ばれ、農業守護の神として信仰されてきたことが記されていました。
鹿島神宮というと楼門や奥宮、要石、御手洗池などに目が向きがちですが、奥参道の周辺にはこうした小さなお社も点在しています。
奥宮を目指して歩くだけでなく、少し周囲にも目を向けながら参拝すると、鹿島神宮のまた違った一面に出会えます。
鹿園|鹿島神宮と鹿には深いつながりがあります
奥参道を歩いていると、鹿島神宮の鹿園があります。

【写真:鹿園の鹿】
鹿島神宮にとって、鹿は古くから神様と深いつながりのある特別な存在です。
鹿園前の「神鹿について」という案内板によると、鹿は鹿島神宮の御祭神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)のお使いと伝えられています。

【写真:「神鹿について」の案内板】
奈良の鹿とのつながりも興味深いところです。
奈良時代、藤原氏が春日大社を創建する際、鹿島の大神の御分霊を奈良へお迎えしました。その際、御分霊を神鹿の背に乗せ、鹿島から奈良へ向かったという伝承が残されています。

【写真:奈良公園の鹿と紅葉】
現在の鹿園は昭和32年に開園し、奈良と神田神社から神鹿を迎えたそうです。
この日は可愛い小鹿も含めて何頭もの鹿を見ることができました。
カメラを向けていると、ちょうど二頭の鹿が顔を寄せ合う場面にも出会いました。

【写真:仲睦まじい二頭の鹿】
なんとも仲睦まじい姿です。
鹿島神宮というと楼門、奥宮、要石、御手洗池などが有名ですが、奥参道を歩くなら鹿園にも立ち寄ってみてください。
奈良の鹿へとつながる歴史を知ってから眺めると、鹿たちの姿も少し違って見えてきます。

【写真:東大寺大仏殿近くの鹿】
「鹿島」という名前の神社を歩いていて、鹿に出会う。
境内巡りの途中で少し雰囲気が変わる場所でもあります。
そして、この鹿園の近くで今回ちょっと面白いものを見つけました。
鹿島神宮で見つけたハートマークと「隠れミッキー」?
鹿島神宮には楼門、奥宮、要石、御手洗池など有名な場所がたくさんあります。
でも、今回紹介したかったのは有名な見どころだけではありません。
境内を歩いている途中で、「これは面白い」と思ったものがいくつかありました。
鹿園近くで見つけた「ハートの木」
まずはこちら。
ハートの木

【写真:ハートの木】
鹿園から20mほど歩いた参道右側にあります。
木の幹と枝の間にできた空間をよく見てみると……
きれいなハートマークの形に見えませんか?
人工的に作られたものではなく、木の形によって自然にできたハートです。
何も知らずに歩いていたら、そのまま通り過ぎてしまうかもしれません。
鹿園を訪れたら、参道の右側を少し見上げながら探してみてください。

【写真:ハートの木のハートマークを拡大】
須賀社の石燈籠にもハートを発見
さらに摂社・末社を巡っている途中、須賀社で気になる石燈籠を見つけました。

【写真:須賀社の石燈籠・ハート部分】
石燈籠の中央部分にある穴。
よく見ると、こちらもハートのような形をしています。

【写真:隠れハートの拡大写真】
鹿園近くの木に続いて、二つ目のハートです。
さらにその奥に見えるものは…
鹿島神宮の「隠れミッキー」?
同じ須賀社の石燈籠を見ていると、もう一つ面白い形があります。
ハートマークの反対側にまわってみましょう。

【写真:隠れミッキーのように見える部分】
丸い形が組み合わさり、見方によっては「隠れミッキー」のようにも見えますよね。
もちろん、鹿島神宮が公式に「隠れミッキー」と案内しているものではありません。
あくまで私が実際に歩いていて見つけたものです。
でも、こういう小さな発見があると境内巡りが少し楽しくなります。
鹿島神宮へ参拝する際には、有名な場所だけでなく、ぜひ周囲も見ながら歩いてみてください。
鹿園近くのさざれ石
鹿園の近くには、さざれ石もあります。

【写真:さざれ石は鹿園のそばにある】
鹿島神宮の境内は見どころが一カ所に固まっているわけではありません。
奥参道を歩きながら、一つずつ見つけていく感覚があります。

【写真:日本の国歌にも歌われているさざれ石】
摂社・末社を巡る|須賀社・沼尾神社など
今回の参拝では、大國社や熱田社だけでなく、稲荷社、沼尾神社、坂戸神社、須賀社、熊野社、津東西社、祝詞社などにも参拝しました。

【写真:各摂社・末社のひとつ・須賀社】
境内を急いで回っていると見落としてしまいそうな社もあります。
先ほど紹介したハート形と「隠れミッキー?」を見つけた須賀社も、その一つでした。
全部をじっくり見て回るなら、時間には少し余裕を持っておいた方がいいと思います。
鹿島アントラーズと鹿島神宮
境内では、鹿島アントラーズが必勝祈願した際のサイン入り奉納巨大絵馬を見つけることができました。

【写真:鹿島アントラーズのサイン入り絵馬】
鹿嶋といえば、鹿島アントラーズを思い浮かべる人も多いでしょう。
歴史ある鹿島神宮を歩いている途中に、地元を代表するサッカークラブとのつながりが見えるのも鹿島らしいところでした。
鹿島神宮の御朱印|通常御朱印と2026年の御船祭記念御朱印
参拝の最後に御朱印をいただきました。
御船祭が終わるまではすべての御朱印が書置きのみになるようです。

【写真:鹿島神宮の御朱印注意書き】

【写真:鹿島神宮の通常御朱印(実物)】

【写真:鹿島神宮の奥宮御朱印(実物)】
鹿島神宮では通常の御朱印のほか、私が参拝した2026年には「式年大祭御船祭記念御朱印」も授与されていました。

【写真:式年大祭御船祭記念御朱印(実物)】
2026年は、鹿島神宮で12年に一度の式年大祭「御船祭」が斎行される午年です。
記念御朱印は2026年8月1日から9月6日まで紙朱印で授与され、9月6日以降については残っている場合のみ無くなり次第終了と案内されています。

【写真:式年大祭御船祭記念御朱印注意書き】
これは通常の御朱印とは別に、12年に一度の年に鹿島神宮を参拝した記録としていただきました。
今後、授与内容や初穂料などが変わる可能性がありますので、最新情報は鹿島神宮公式サイトをご確認ください。
12年に一度の式年大祭「御船祭」とは
ここで、2026年の鹿島神宮を語るうえで外せない御船祭についても触れておきます。
鹿島神宮の式年大祭「御船祭(みふねまつり)」は、12年に一度、午年に斎行される大祭です。
2026年はその午年にあたり、9月2日に御船祭が斎行されます。
御船祭では、御神輿を奉載した御座船が多くの供奉船を従えて水上を進み、香取神宮側では御迎祭が行われます。
鹿島神宮と香取神宮の深いつながりが表れる祭りです。
私は御船祭当日に参拝することができないため、この記事では実際に見ていない祭りの様子を体験談のようには書きません。
ただ、12年に一度の午年に鹿島神宮を参拝できたことは、今回の参拝の大きな記念になりました。

【写真:令和八年鹿島神宮式年大祭御船祭の案内看板】
鹿島神宮と香取神宮を巡って完成する「双宮守」(そうぐうまもり)
今回、ぜひいただきたかったお守りがあります。
それが、鹿島神宮香取神宮双宮守です。

【写真:鹿島神宮の双宮守】
この双宮守は、鹿島神宮と香取神宮を参拝することで一つのお守りとして完成します。
鹿島神宮公式ホームページでは、初穂料1,000円、郵送不可として案内されています。
私は前日に香取神宮を参拝し、香取神宮側の双宮守をいただきました。
そして翌日、鹿島神宮へ。
二つを合わせて、ようやく一つのお守りが完成しました。
ただ授与所でお守りをいただくだけではなく、実際に二つの神宮を巡ることで完成する。
この仕組みがとても面白いと思いました。
2026年の両宮の式年大祭を記念して奉製された特別なお守りなので、将来この記事を読む人にとっては、12年に一度の午年にどのようなお守りが授与されていたのかを知る記録にもなると思います。
頒布状況は変わる可能性がありますので、双宮守を目的に参拝する場合は、両宮の公式情報をご確認ください。
双宮守…値段(初穂料)1000円。ひとり5体まで。
鹿島神宮の金守で金運アップ
今回、双宮守と一緒に金守もいただきました。

【写真:鹿島神宮の金守】
鮮やかな金色のお守りです。
鹿島神宮の御祭神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は武道の神、勝利の神、雷の神なので、金運アップ?と思われるかも知れません。
ただし勝利祈願、必勝祈願、武道上達だけじゃなく、仕事運にもご利益があるそうなので、そこから金運に結び付くと思いました。自分自身に勝つことが仕事運をアップさせて金運へとつながるのだと個人的には思っています。
金守…値段(初穂料)1000円
自信守は財布に入るカードタイプのお守り
鹿島神宮では、自身守というカードタイプのお守りを以前の参拝時にいただきました。
今も財布に入れて持ち歩いています。

【写真:鹿島神宮の自信守】
鹿島神宮の御祭神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)が大ナマズの上に乗っている姿が描かれています。
裏面には楼門と拝殿が上下に配置されており、武甕槌大神が抑える要石の力により揺るがぬ自信をお持ちください、と書かれていました。
自信守…値段(初穂料)1000円
東国三社参りの「ご神紋」
鹿島神宮、香取神宮、息栖神社。
この三社は「東国三社」として知られています。
三社を巡る楽しみの一つに、「東国三社参りご神紋」があります。

【写真:東国三社参りご神紋】
私は鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の三社すべてを実際に参拝し、それぞれの御朱印もいただいています。
以前には三社を一日で巡ったこともあります。
今回の記事は鹿島神宮が主役なので、東国三社の回り方までは詳しく書きません。
実際に車で三社を巡った順番や移動、駐車場、それぞれの見どころについては、別の記事で詳しく紹介する予定です。
最後に稲荷社へ参拝
御朱印やお守りをいただいたあと、最後に稲荷社(いなりのやしろ)へ参拝しました。

【写真:稲荷社】
これで鹿島神宮の境内参拝は終了。
大鳥居を出ました。
ただ、この日の参拝はここで完全に終わりではありませんでした。
鹿島神宮を出たあとに靇神社へ
大鳥居を出たあと、靇神社(りゅうじんじゃ)にも参拝しました。

【写真:靇神社】
由緒書きには、高龗神(たかおかみのかみ)と闇龗神(くらおかみのかみ)という龍神が祀られていると記されています。
ご神徳は家内安全、商売繁盛、さらには子供の守り神として地元では信仰されています。
鹿島神宮の大きな境内を歩いたあと、あるいは参拝前に訪れてみてください。
私は鹿島神宮へ来るときには毎回、参拝しています。
鹿島神宮から香取神宮・息栖神社へ|東国三社参り
今回の鹿島神宮参拝では、何度も香取神宮とのつながりを感じました。
鹿島神宮と香取神宮の両方に伝わる要石。
二つの神宮を巡って完成する双宮守。
そして12年に一度の御船祭では、鹿島神宮の御座船を香取神宮側が迎える御迎祭が行われます。
さらに息栖神社を加えると「東国三社」になります。
私は三社すべてを参拝しています。
鹿島神宮だけを目的地にするのももちろんいいのですが、時間に余裕があれば、香取神宮・息栖神社へと足を延ばしてみるのもおすすめです。
三社を実際に一日で巡ったときのルートや所要時間については、別の記事で詳しく紹介します。
鹿島神宮についてよくある質問
鹿島神宮は拝殿だけ参拝すれば十分ですか?
拝殿だけでも参拝できますが、時間があれば奥参道を歩いて奥宮、要石、御手洗池まで巡ることをおすすめします。鹿島神宮の森の雰囲気をより感じられます。
鹿島神宮の要石とは何ですか?
地中深くまで続く要石が、地震を起こすと伝わる大鯰を押さえているという伝承があります。香取神宮にも要石があります。
御手洗池まで歩いて行けますか?
境内から奥参道方面を歩いて向かうことができます。奥宮などとあわせて巡ると歩きやすいと思います。
鹿島神宮のハートの木はどこにありますか?
私が撮影したハート形に見える木は、鹿園近くの参道右側にあります。少し上を見ながら歩かないと見落とすかもしれません。
鹿島神宮に隠れミッキーはありますか?
鹿島神宮が公式に「隠れミッキー」と案内しているものではありません。須賀社の石燈籠に、見方によって隠れミッキーのように見える形があります。同じ石燈籠にはハート形に見える部分もあります。
鹿島神宮の御船祭は毎年行われますか?
いいえ。式年大祭御船祭は12年に一度、午年に斎行されます。2026年はその開催年にあたり、9月2日に斎行されます。
双宮守とはどんなお守りですか?
鹿島神宮と香取神宮をそれぞれ参拝し、二つを合わせることで一つのお守りとして完成します。鹿島神宮公式では初穂料1,000円、郵送不可として案内されています。
東国三社とはどこですか?
鹿島神宮、香取神宮、息栖神社の三社です。私は三社すべてを実際に参拝し、一日で巡ったこともあります。
まとめ|鹿島神宮は拝殿の先まで歩いてみてほしい
鹿島神宮を参拝して、改めて感じたことがあります。
それは、拝殿だけで帰るのはもったいないということです。
鮮やかな朱色の楼門をくぐり、拝殿で手を合わせる。
そこから木漏れ日の奥参道を歩いて奥宮へ。
さらに透明な水をたたえる御手洗池、大鯰の伝承が残る要石、鹿園、摂社・末社へ。
歩いている途中には、ハート形に見える木や、須賀社の石燈籠のハート、「隠れミッキー?」まで見つけました。
そして今回の参拝では、前日に訪れた香取神宮と合わせて双宮守も完成しました。
鹿島神宮は、有名な場所を一つずつ確認するだけではなく、森の中を歩きながら自分なりの発見を楽しめる神社だと思います。
これから参拝する人には、少し時間に余裕を持って、ぜひ奥まで歩いてみてほしいです。
そして鹿島神宮を歩いて、香取神宮や息栖神社にも興味を持ったら、次は東国三社へ。
一つの神社から、次の参拝へとつながっていくのも神社巡りの面白さだと思います。
