大杉神社には「日本一豪華なトイレがある」と以前から聞いており、参拝と同じくらい楽しみにしていました。
入口で雪隠神にお賽銭を納めた瞬間から、「いよいよだ」というワクワク感が止まりません。
全国各地の神社を巡っていますが、トイレへ向かうだけでこれほど期待が高まったのは初めてのことです。そして、その期待は見事に裏切られることなく、龍と虎の天井画や神獣たちの壁絵が迎えてくれたのです。
大杉神社には豪華なトイレ以外にも、勝馬神社や御神木「馬の木」、金運回廊、悪縁切りなど見どころが数多くあります。
境内全体の見どころについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 大杉神社を参拝|見どころ・御朱印・勝馬神社・駐車場完全ガイド
まずはトイレの神様「雪隠神」に参拝しましょう。
トイレの入口には、トイレの神様として知られる**雪隠神(せっちんがみ)**がお祀りされています。
案内板によると、雪隠神を大切にお参りし、御手洗いをきれいに使うことは金運を授かる第一歩と伝えられています。また、女性は子宝や安産、男性は立身出世や男女の仲が睦まじくなる御利益があるともいわれています。
私もまず雪隠神にお賽銭を納めてから静かに両手を合わせ、話題の豪華なトイレへ入りました。ここからすでに、大杉神社ならではの特別な参拝体験が始まっているように感じました。
なお、この雪隠神だけでなく、大杉神社には金運・勝負運・悪縁切りなど多彩なご利益スポットがあります。

【大杉神社のトイレ入口に鎮座する雪隠神】
参拝を終えたので、さっそくトイレの中へ入ってみることにしましょう。
トイレの天井画
まずトイレの入り口を入って天井を見上げると、龍がにらみをきかせていました。

【トイレの天井画。龍がにらんでいる】
龍が参拝者を見守り、邪気を祓ってくれているかのようです。

【トイレ入口の龍の天井画】
男子トイレの内部を公開
さすがに女子トイレの中へ入ることは出来ないので、男子トイレの内部を公開します。

【大杉神社の男子トイレ】
豪華絢爛という言葉がピッタリくるトイレの内部。
全国各地の神社を参拝してきましたが、ここまで豪華なトイレは初めて見ました。高級ホテルや旅館にも負けない空間で、「本当に神社のトイレなのだろうか」と何度も見回してしまいました。

【男子トイレの天井画】
男子トイレの天井には虎が描かれています。入口側の龍と対になるような構図になっており、力強い表情が印象的でした。

【虎の天井画】
トイレの内部は大用も小用もすべて個室で仕切られています。
小用3室、大用2室に分かれていました。

【トイレの内部は個室で仕切られています】
まずは手前から入ってみることにしましょう。
小便用 夏虫之間

【小便用 夏虫之間の入口】
「夏虫之間」という名前のとおり、壁には蝶やトンボが軽やかに舞っています。一般的なトイレでは殺風景な壁が多いだけに、この空間に入った瞬間、「ここまでこだわるのか」と思わず笑みがこぼれました。

【夏虫之間の内部】
なんだか用を足すのが恐れ多いですよね?
天井はご覧のとおりです。

【夏虫之間の天井画】
小便用 九十九神之間
続いて、おとなりの九十九神之間へ。

【九十九神之間の入口】

【九十九神之間の室内】
九十九神之間では、壁の隅に描かれた猫が目を引きます。正面だけでなく後ろ姿まで描かれており、思わず近寄って見たくなる可愛らしさでした。

【九十九神之間に描かれた猫】

【九十九神之間に描かれた愛くるしい猫】
猫好きにはたまらないトイレです。
思わず壁に描かれた猫を撫でたくなってしまいました。

【九十九神之間に描かれたうしろ向きの猫】

【九十九神が描かれた壁】
次の個室には、今度はどんな世界が広がっているのでしょうか。期待しながら次の扉を開けます。
小便用 瑞獣之間

【瑞獣之間の入口】
瑞獣之間では、迫力ある獅子が壁いっぱいに描かれています。神社らしい神獣が用いられているところにも、大杉神社らしい遊び心を感じました。

【瑞獣之間の室内】

【瑞獣之間の天井】

【瑞獣之間に描かれた獅子】
小便用の3室をすべてご覧いただきました。
大便用の個室には何が描かれているのだろう。
大便用 鳳凰之間

【鳳凰之間の入口】
鳳凰之間という名前を見ただけでも少し緊張します。壁いっぱいに描かれた鳳凰は美しく、「本当にここを使っていいのだろうか」と思ってしまうほどでした。
鮮やかな色彩で描かれた鳳凰は神々しく、トイレということを忘れてしばらく見入ってしまいました。

【鳳凰之間の壁画】
大便用 眷属之間
『眷属』と書いて『けんぞく』と読みます。
眷属とは神様に仕える神使を意味します。大杉神社では願いを届けるカラス天狗として知られています。

【眷属之間の入口】

【眷属之間の入口】

【眷属之間の壁画】
各個室の出入口上部には、それぞれトイレの神様が祀られていました。細部にまでこだわった演出に、大杉神社らしい心配りを感じます。

【トイレの神様】
トイレの利用時間について
大杉神社は24時間参拝できますが、このトイレの利用時間は午前8時から午後4時までです。見学を予定している方は、時間内に訪れましょう。
それ以外は、大駐車場に設置されたトイレを利用しましょう。
まとめ
大杉神社には数多くの見どころがありますが、トイレまで参拝体験の一部として楽しめる神社は全国でも珍しい存在です。
「日本一豪華なトイレ」と評判の理由は、実際に訪れるとよく分かりました。雪隠神への参拝から始まり、龍や虎の天井画、神獣や鳳凰、猫などの壁絵まで、細部にまで心配りが感じられる空間です。大杉神社らしいおもてなしの心を感じることができました。大杉神社を参拝する際は、本殿だけでなく、この特別なトイレもぜひ体験してみてください。
大杉神社には、勝馬神社や馬の木、三郎杉など、今回紹介しきれなかった見どころがまだ数多くあります。御利益や御朱印、アクセスなどを含めた参拝記録は、「大杉神社参拝ブログ」で詳しく紹介しています。
