愛知県豊川市にある豊川稲荷には毎年参拝しています。
豊川稲荷と聞けば、その名前から「神社」を想像する人も多いかと思います。
私も最初はそう思っていました。
ところが豊川稲荷は神社ではないんですよ。
正式名称は圓福山妙嚴寺(えんぷくざん みょうごんじ)。
そう。曹洞宗のお寺なんです。
それなのに境内には大きな鳥居があり、その両脇では立派なキツネがお出迎え。
しかも、ここでは参拝の際に御真言を唱えるんですよ。
本殿の柱には、金色の文字で御真言が刻まれています。
境内を歩いていると、別のお堂でも御真言を唱える案内に出会います。
そして、キツネだけかと思ったら、今度は巨大な龍が二体も登場!
さらに奥の院の先には、800体以上もの狐像が並ぶ「霊狐塚」が待っています。
いやはや、見どころの多いお寺です。
今回は、実際に私が歩いて撮影した写真を中心に、豊川稲荷の参拝スポット、御真言、御朱印などを紹介します。
難しい歴史の話はほどほどに。
さっそく総門から歩いてみましょう。
- 豊川稲荷は神社ではなくお寺
- 総門をくぐって大鳥居へ
- 本殿では御真言を唱えて参拝する
- 法堂|龍の彫刻は迫力満点
- 万燈堂|不動明王・准提観音・愛染明王を参拝
- 宇賀神は福の神・財宝神
- 豊川稲荷のパワースポット・弘法堂
- 大黒殿|お腹がへこんだ「おさすり大黒天」の謎
- 奥の院|名匠・諏訪ノ和四郎の彫刻、迫力満点の龍
- 開運きつねみくじ|どの狐を連れて帰る?
- 霊狐塚|無数の狐像が並ぶ圧巻の光景
- 天龍白大大神|豊川稲荷に狐を運んできた龍神様?
- 景雲門|地蔵菩薩・大黒尊天・七福神に出会える門
- 三重塔|観世音菩薩の御真言を唱えて参拝
- 豊川稲荷の御真言一覧|参拝前にチェック!
- 豊川稲荷の御朱印|種類が多くて迷ってしまう!
- 豊川稲荷の財運守|財布に入るカード型のお守り
- 豊川稲荷の御開帳はいつ? 令和八年、72年ぶりの御開帳
- 豊川稲荷から年賀状が届きました
- 豊川稲荷のアクセス・駐車場
- 豊川稲荷のよくある質問(FAQ)
- 豊川稲荷を参拝して
豊川稲荷は神社ではなくお寺
豊川稲荷の正式名称は『圓福山妙嚴寺』。読み方は『えんぷくざん みょうごんじ』。
嘉吉元年(1441年)に開創された曹洞宗の寺院です。
では、なぜお寺なのに「稲荷」なのでしょうか。
ここでお祀りされている鎮守が「豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)」。
稲穂を荷い、白い狐にまたがったお姿から、いつしか「豊川稲荷」と呼ばれるようになったそうです。
なるほど。
だから、お寺なのにキツネがいるわけですね。
総門をくぐって大鳥居へ

【写真:総門】
豊川稲荷の総門です。
まずはこちらをくぐって境内へ。

【写真:大鳥居と参道】
すると、目の前には立派な石造りの鳥居が現れます。
お寺なのに鳥居。
神仏分離令が出される前はごく当たり前だったのかも知れませんが、実際に見るとやっぱり不思議な光景です。
そして、この鳥居の両脇に鎮座するのが…

【写真:大鳥居脇の狐像・左側】
狛犬ならぬキツネです。
反対側にも、もう一体。

【写真:大鳥居脇の狐像・右側】
凛々しいお姿で参拝者を迎えてくれます。
鳥居の両脇に立つ二体のキツネ。
よく口に巻物をくわえているキツネを神社で見かけますが、どちらも口は閉じていました。
本殿では御真言を唱えて参拝する

【写真:参道から見る本殿】
大鳥居の向こうには、本殿が見えています。
参道を進んでいきましょう。

【写真:本殿全景】
豊川稲荷の大本殿。
現在の本殿は昭和5年(1930年)に完成した建物です。
ここにお祀りされているのが、豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)。
そして豊川稲荷の参拝で特徴的なのが、御真言を唱えることです。

【写真:本殿正面の大提灯と柱】
本殿の正面をよく見てください。
大きな赤い提灯の両脇に、金色の文字が並んでいます。
右側には「南無豐川吒枳尼眞天」。
左側には「唵尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶」。
これが豊川稲荷の御宝号と御真言です。
漢字ばかりで、どう読むのか分かりませんよね(笑)。
でも大丈夫。
読み方はこちらです。
御宝号:なむ とよかわだきにしんてん
御真言:オン シラバッタ ニリウン ソワカ
御祈祷の際には御真言を七回唱えて、願い事を念じましょう。
神社で一般的な二礼二拍手一礼とは違い、豊川稲荷では合掌して御真言を唱える。
七回です。間違わないでね。
御真言とは? 境内で出会った御真言を紹介
ところで、御真言とは何でしょうか。
簡単にいえば、仏様の教えや功徳を表す神聖な言葉のことです。
境内の貼り紙には次のような文言が書かれていました。
『御真言とは不思議な力を持つ言葉です。昔から御真言を唱えることで様々な願いが叶うと云われています』
豊川稲荷では、本殿だけでなく、境内のほかの場所でも御真言を唱える案内を見かけました。
なかなか興味をそそられます。
同じお寺の境内なのに、お祀りされている仏様によって唱える言葉が違うんですね。
今回は、実際に境内を巡りながら、それぞれの御真言も紹介していきます。
この記事の最後には、御真言を一覧表にまとめました。
御真言は何回唱える?
境内の案内には「七返」と書かれているものもあります。
七返。つまり七回繰り返して唱えなさいという意味です。
頭では分かっていても、実際に参拝して唱えだすと、今何回目だったか分からなくなることがあるんです。
ウソのようなホントの話。
なので、必ず指折り数えながら唱えてみましょう。
6回や8回ならダメなのでしょうか?
そんな疑問もあるかもしれませんが、ごめんなさい。その場合、どうなるのかは分かりません(笑)。
せっかく七返と書かれているのですから、できれば七回。
私は指を折りながら、間違えないように唱えることにしています。
豊川稲荷本殿の大黒様
本殿には大黒様が鎮座されてます。

【写真:本殿に鎮座する大黒様】
御真言は『オン マカ キャラヤ ソワカ』。

【写真:大黒様の御真言】
大黒様は本殿だけではなく、後ほど紹介する大黒堂にもおられます。
本殿でしっかり福徳を祈願したあと、さらに大黒堂の『おさすり大黒天』をなでることで、大黒様とのご縁をより深く結ぶことができます。
開運しめなわ念珠とは
本殿には開運しめなわ念珠があります。300円です。

【写真:開運しめなわ念珠】
こちらを左手に掛けて、奥の院に参拝します。
写真の記入例にあるように、白い紙の部分に願い事を書きます。

【写真:開運しめなわ念珠についての説明書き】
では、先へ進みましょう。

【写真:本殿の下り階段】
法堂|龍の彫刻は迫力満点

【写真:豊川稲荷の法堂全景】
奥の院へ向かう前に、法堂(はっとう)に参拝しました。
令和6年(2024年)に改築されたばかりで、新しさがひときわ目を引きます。

【写真:豊川稲荷の法堂】
法堂では、雨どいにからみつく龍の彫刻が見ものです。
鋭い爪、全身を覆う鱗、迫力ある顔つき。

【写真:法堂の龍・左側】
法堂の左右には参拝者をにらみつける龍と、天へ昇ろうとする龍がいました。

【写真:法堂の龍・右側】
なおこちらには新しく制作された千手観世音菩薩坐像が安置されています。
高さはなんと、2m35cm。一般公開されていませんが、72年ぶりの御開帳とされる2026年11月1日〜23日の期間のみ、法堂にて千手観世音菩薩を直接拝観することができます。 拝観料は大人500円。
ちなみに千手観音菩薩の御真言は『オン・バザラ・タラマ・キリク・ソワカ』。
合掌して七回唱えましょう。
万燈堂|不動明王・准提観音・愛染明王を参拝
豊川稲荷の万燈堂には、不動明王や准提観音、愛染明王など、さまざまな仏様が祀られています。
今回は堂の外側から撮影できた3体をご紹介します。
不動明王|炎を背負う迫力ある仏様

【写真:炎を背負う不動明王】
燃え上がる炎を背にした不動明王。
迷いや煩悩を断ち切り、人々を正しい道へ導く仏様として信仰されています。
御真言「のうまく さまんだ ばざらだん かん」
准提観音|多くの手を持つ観音様

【写真:豊川稲荷・万燈堂の准提観音】
准提観音(じゅんていかんのん)は、多くの手を持つお姿が特徴。
現地には御真言の案内もありました。
御真言「おん しゃれい しゅれい じゅんてい そわか」
愛染明王|恋愛成就・良縁の仏様

【写真:赤い光に包まれた愛染明王】
赤いお姿が印象的な愛染明王(あいぜんみょうおう)。
恋愛成就や良縁の仏様としても知られています。
御真言「うんたき うんじゃく うんしっじ」
万燈堂には、このほかにも文殊菩薩や虚空蔵菩薩が祀られています。
豊川稲荷といえば狐の印象が強いですが、境内にはこうした仏様もいらっしゃいます。
宇賀神は福の神・財宝神

【写真:豊川稲荷境内の宇賀神】
福の神・財宝神として知られる宇賀神(うがじん)。
御真言は『おん・うがや・じゃや・ぎゃらべい・そわか』
豊川稲荷のパワースポット・弘法堂

【写真:弘法大師からパワーをいただける五鈷杵】
こちらの法具は、「五鈷杵(ごこしょ)」といいます。
もともとは古代インドの神(インドラ)の武器(稲妻)が起源で、密教では煩悩を打ち砕き、魔や災いを払う重要な法具とされています。両端が5つの爪(鈷)に分かれており、五仏(五智)を表します。
弘法堂では、この五鈷杵に色鮮やかな「五色紐(ごしきひも)」が結ばれており、直接触れてご縁を結ぶことができる貴重なパワースポットとなっています。お参りの際は、ぜひ優しく触れてその御加護をいただきましょう。
こちらの御宝号は南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)。
有名なので、ご存じだと思います。
真言宗の開祖である弘法大師(空海)に深く帰依し、心からおすがりいたしますという意味を持っています。
豊川稲荷で見つけた「おびんずる様」!優しくなでて病気平癒のお参り
弘法堂(こうぼうどう)に安置されている「おびんずる様(賓頭盧尊者)」。
全身が赤く、どこか親しみやすいお顔をしたこの木像は、お釈迦様の大切なお弟子さんの一人です。
実は、知る人ぞ知る「なで仏(撫で仏)」として信仰されています。
自分の体の悪い部分と同じところを優しくなでると、病気や痛みが治ると言われています。

【写真:おびんずる様をぶたないで!】
ちょっと面白いのが、おびんずる様が弘法堂の入り口近くにいる理由。
昔、お釈迦様から「人前で超能力を自慢しちゃダメ!」と叱られ、お堂の奥に入らせてもらえなくなったというエピソードがあります。
でもそれは、「お堂の入り口で、お参りに来る人々を一番近くですぐに救うため」という優しいお役目をもらったからでもあるんです。
お姿の左下にある木札には「おびんずる様を叩かないで下さい」との注意書きがあります。
お参りの際は、叩かずにそっと優しくなでて、パワーをいただきましょう。
すべて紹介しているとキリがないので先へ進みますね。
大黒殿|お腹がへこんだ「おさすり大黒天」の謎

【写真:大黒殿全景】
白壁と黒い瓦屋根が印象的な大黒殿。
その前には、金運・商売繁盛・福徳の神様として知られる大黒天が2体祀られています。
にこやかな表情が印象的です。

【写真:大黒殿左側の開運大黒天】

【写真:大黒殿右側の大黒天】
こちらの『おさすり大黒天』よく見るとお腹がへこんでいるんです。

【写真:大黒殿右側の大黒天のおなか】
長年、多くの参拝者に撫でられてきたからでしょうか?
実は、2012年1月29日付の中日新聞に、こんな話が紹介されていました。
かつて、願いをかなえようと大黒天のお腹を削り、その石の粉を持ち帰る人がいたそうです。
そこまでして御利益をいただきたいとは……。
もちろん、仏様を削ってはいけません。
大黒天の御真言は本堂のときにも紹介しましたよね。
「オン マカ キャラヤ ソワカ」
御真言を唱えながら、優しく撫でて参拝しましょう。
金運が気になる方には、素通りできない場所ですね(笑)。
奥の院|名匠・諏訪ノ和四郎の彫刻、迫力満点の龍

【写真:豊川稲荷の奥の院】
杉の木立に囲まれた奥の院。
実はこの建物、文化11年(1814年)に建てられた旧本殿の拝殿です。
昭和5年(1930年)、現在の大本殿が完成した際に、こちらへ移築されました。
つまり、200年以上の歴史を持つ建物というわけです。
しかし、ここで注目していただきたいのは建物の歴史だけではありません。
ちょっと軒下を見上げてください。

【写真:奥の院の軒下に施された龍の彫刻】
龍です!
今にも飛び出してきそうな龍の彫刻が施されています。
この彫刻を手がけたと伝わるのが、名工・諏訪ノ和四郎。
豊川稲荷の公式サイトでも「一代の傑作」と紹介されているほどです。
現在は彫刻を保護するための網が張られていますが、それでも迫力は十分!
豊川稲荷といえば狐。
でも、龍の彫刻も見逃せませんね。
奥の院では「切り火」でお清めも?
奥の院では、火打石を使って火花を散らし、身体や財布などを清める「切り火」という参拝が行われてきました。
時代劇で、出かける人の背中に向かってカチカチッと火花を散らす、あの光景です。
実際に奥の院で切り火を受けたという参拝記録も残っています。
ただし、現在の実施状況や受付方法については、参拝前に確認してください。
しめなわ念珠は奥の院へ
先に紹介した「開運しめなわ念珠」は奥の院で納めることになります。

【写真:開運しめなわ念珠は奥の院に納めます】
奥の院の開扉時間は、午前8時から午後3時までです。
開運きつねみくじ|どの狐を連れて帰る?

【写真:色とりどりのきつねみくじが並ぶ授与所】

【写真:きつねみくじの神棚】
奥の院の近くで、かわいらしい狐たちを発見!
白い狐、金色の狐、黒い狐……。
あまりにも可愛いので、ついつい手に取りたくなります。

【写真:赤い前掛けをつけた白いきつねみくじ】
こちらは「開運きつねみくじ」。1体300円です。
狐の胴体の底におみくじが入っていて、運勢を確かめた後は置物として持ち帰ることができます。

【写真:金色に輝くきつねみくじ】
金色の狐もいます!
金運が気になる方なら、やっぱり金色を選びたくなりますよね(笑)。
さて、あなたならどの狐を連れて帰りますか?

【写真:招き猫かと思ったらキツネでした】
霊狐塚|無数の狐像が並ぶ圧巻の光景

【写真:霊狐塚の入口】
いよいよ霊狐塚(れいこづか)です。
豊川稲荷へ参拝したら、ここが一番の見どころとも言えます。
鳥居をくぐると雰囲気が変わります。

【写真:霊狐塚へと続く参道】
霊狐塚へと続く参道の両側。多くの狐があなたを出迎えてくれます。
さらに進んで行きましょう。
ようやく到着しました。

【写真:霊狐塚全景】
狐。
狐。
また狐。

【写真:霊狐塚のキツネ】
右を見ても狐。
左を見ても狐。
奥の岩の上にも狐!
どこを見ても狐だらけです。

【写真:霊狐塚はまるで異世界のよう】
それにしても、すごい数です。
まるで異世界への扉を開けてしまったかのような錯覚に陥ります。
これらの狐像は、願いがかなったお礼などとして奉納されてきたものだそうです。
よく見ると、狐の顔が一体ずつ違うんです。
つまり、一体一体に人々の願いや感謝の思いが込められているわけですね。

【写真:霊狐塚のキツネはそれぞれ表情が異なる】
平日に訪れますと参拝客があなたひとりだけだったりします。
ホラーな感じのするスポットでもあります。
天龍白大大神|豊川稲荷に狐を運んできた龍神様?

【写真:赤い提灯に囲まれた天龍白大大神】
境内を歩いていると、赤い提灯がずらりと並ぶ小さなお社を発見。
提灯には「天龍白大大神」の文字。
実はここ、豊川稲荷の奥の院付近に祀られている龍神様なんです。
しかも、興味深い伝承があります。
なんと、豊川吒枳尼眞天様とお狐様を、この地に運んできた龍神様だというのです。

【写真:天龍白大大神の白い龍】
お社の中には、迫力ある白い龍の姿も。
豊川稲荷といえば狐ですが、その狐を運んできたのが龍神様だったとは!
法堂にも見事な龍の彫刻がありました。
豊川稲荷、歩けば歩くほど面白いお寺です。
景雲門|地蔵菩薩・大黒尊天・七福神に出会える門

【写真:白い奉納幟が並ぶ景雲門】
本来なら奥の院へ向かう途中に現れる景雲門(けいうんもん)。
今回は先に奥の院や霊狐塚をまわったので、後回しになっちゃいました。
景雲門は安政5年(1858年)に建てられた歴史ある建物で、昭和5年(1930年)に現在の場所へ移築されました。
彫刻を手がけたのは、名工・諏訪ノ和四郎。
実はこの門、通り抜けるだけではもったいないんです。
地蔵菩薩|宝珠に触れて子宝・子育て祈願

【写真:景雲門の地蔵菩薩】
景雲門には、子宝・子育ての仏様として信仰される地蔵菩薩が祀られています。
参拝方法は、現地の案内板に書かれていました。
御真言「おん かかかびさんまえい そわか」を唱えてから、宝珠に触れるというもの。

【写真:地蔵菩薩の前に置かれた宝珠】
子宝にめぐまれますように。
大黒尊天|打ち出の小槌に触れて金運祈願

【写真:景雲門の大黒尊天】
金運財宝・福徳円満の神様・大黒尊天。
豊川稲荷の総門をくぐってから、本殿、大黒殿そして景雲門と、大黒様に巡り合うのはこれで3度目になります。
金運アップを期待して、御真言「おん まか きゃらや そわか」を唱えてから、打ち出の小槌に触れましょう。

【写真:大黒尊天の打ち出の小槌】
大黒堂のおさすり大黒天とは、また違った参拝方法ですね。
七福神|7人の神様が勢ぞろい!

【写真:景雲門の七福神木彫像】
さらに景雲門には、七福神の木彫像も並んでいます。
恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、寿老人、福禄寿。
一人ひとり表情が違うので、じっくり眺めてご利益をいただきましょう。

【写真:個性豊かな七福神の木彫像】
そして、ここにも参拝のための御真言が掲示されています。
七福神の御真言を豊川稲荷の案内板をもとにまとめました。
七福神の御真言一覧
| 七福神 | 御真言 |
|---|---|
| 恵比寿 | おん いんだらや そわか |
| 大黒天 | おん まかきゃらや そわか |
| 弁財天 | おん そらそはていえい そわか |
| 毘沙門天 | おん べいしらまんだや そわか |
| 布袋尊 | おん まいたれいや そわか |
| 寿老人 | おん ばざらゆせい そわか |
| 福禄寿 | おん まかしり そわか |
三重塔|観世音菩薩の御真言を唱えて参拝

【写真:豊川稲荷の三重塔全景】
境内の緑に囲まれて建つ三重塔。
青銅色の屋根と細かな木組みが美しく、思わずカメラを向けたくなる建物です。

【写真:正面から三重塔を見上げる】
正面から見上げると、三層に重なる屋根の美しさがよく分かります。
三重塔の正面には、観世音菩薩の御真言が掲示されていました。
御真言「おん あろりきゃ そわか」
こちらも御真言を唱えて参拝してみましょう。
豊川稲荷の御真言一覧|参拝前にチェック!
豊川稲荷の境内で紹介した御真言を、一覧表にまとめました。
参拝中に唱える言葉を確認したい方は、ぜひご活用ください。
本殿・三重塔・大黒堂・景雲門
| 参拝場所・対象 | 御真言・御宝号 |
|---|---|
| 大本殿・豊川吒枳尼眞天 | オン シラバッタ ニリウン ソワカ |
| 大本殿・御宝号 | なむ とよかわだきにしんてん |
| 三重塔・観世音菩薩の御真言 | おん あろりきゃ そわか |
| 大黒堂・大黒天 | オン マカ キャラヤ ソワカ |
| 景雲門・地蔵菩薩 | オン カカカビサンマエイ ソワカ |
| 景雲門・大黒尊天 | オン マカ キャラヤ ソワカ |
景雲門・七福神
| 七福神 | 御真言 |
|---|---|
| 恵比寿 | おん いんだらや そわか |
| 大黒天 | おん まかきゃらや そわか |
| 弁財天 | おん そらそはていえい そわか |
| 毘沙門天 | おん べいしらまんだや そわか |
| 布袋尊 | おん まいたれいや そわか |
| 寿老人 | おん ばざらゆせい そわか |
| 福禄寿 | おん まかしり そわか |
万燈堂
| 仏様 | 御真言 |
|---|---|
| 不動明王 | のうまく さまんだ ばざらだん かん |
| 准提観音 | おん しゃれい しゅれい じゅんてい そわか |
| 愛染明王 | うんたき うんじゃく うんしっじ |
豊川稲荷の御朱印|種類が多くて迷ってしまう!
参拝を終えたら、御朱印もいただきたいところです。
ところが、御朱印所へ行ってみると……。
種類が多い!
通常の御朱印だけではありません。
千手観音、不動明王、薬師如来、特別御朱印、切り絵、季節限定の御朱印まで並んでいます。
最初に紹介するのは特別御朱印。初穂料1000円。

【写真:特別御朱印】
私が参拝した際には、午年御開帳記念の切り絵御朱印(初穂料1000円)も案内されていました。

【写真:午年御開帳記念の切り絵御朱印】
こちらは2024年にとても人気のあった切り絵の御朱印『もみじ』が限定1000枚で復刻しました。
2024年復刻版もみじ御朱印の初穂料は500円。

【写真:2024年復刻版もみじ御朱印】
そして通常の御朱印の初穂料は500円。

【写真:豊川稲荷の通常御朱印】
最後に紹介するのは千手観音菩薩御朱印。こちらも初穂料は500円です。

【写真:千手観音菩薩御朱印】
御朱印の種類や授与状況は時期によって変わるため、ご自身で現地で確認されることをおすすめします。
御朱印帳への記帳は午後3時30分まで
御朱印所の受付時間は午前8時から午後4時まで。
ただし、御朱印帳への記帳受付は午後3時30分で終了します。
午後3時30分から午後4時までは、書き置きのみの対応です。
直書きを希望する場合は、時間に余裕を持って参拝しましょう。
豊川稲荷の財運守|財布に入るカード型のお守り
豊川稲荷で、財運向上を願うカード型のお守りをいただきました。
正式名称は「財運守(カード型)」。
授与料は1,200円です。

【写真:豊川稲荷の財運守・開封前】
銀色に輝くカードには、白狐に乗った豊川吒枳尼眞天のお姿と「財運向上」の文字。
なかなか豪華なお守りですね。
せっかくなので、開封して表と裏も撮影してみました。
財運守の表面と裏面

【写真:財運守の表面・豊川吒枳尼眞天】
表面には、稲穂を担ぎ、白狐に乗った豊川吒枳尼眞天のお姿が描かれています。

【写真:財運守の裏面・豊川閣】
裏面には「豊川閣」の文字と、立派な建物の図柄。
薄いカード型なので、財布などに入れて持ち歩きやすいのもうれしいところです。
豊川稲荷を参拝して、財運向上のお守りを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
豊川稲荷の御開帳はいつ? 令和八年、72年ぶりの御開帳
令和8年(2026年)、豊川稲荷では72年ぶりとなる御開帳が開催されます。
期間は11月1日から11月23日まで。
前回の御開帳は昭和29年(1954年)でした。
もちろん、わたしが生まれる前です。

【写真:七十二年ぶり御開帳の案内】
そもそも御開帳とは?
御開帳とは、普段は公開されていない仏様のお姿を、特別な機会に公開する仏教行事のことです。
豊川稲荷では、古くから午年に12年ごとの御開帳が行われてきたといいます。
ところが今回は72年ぶり。
12年どころか、その6倍です。
これはなかなか巡り合えない機会ですね。
御縁柱に触れると尊天様とご縁が結ばれる?
今回の御開帳で注目したいのが、本殿前に建てられる「御縁柱(ごえんばしら)」です。
御縁柱は、五色の「善の綱(ぜんのつな)」によって、御前立尊像と結ばれます。
さらに御前立尊像は、秘仏である豊川吒枳尼眞天様とも糸でつながっています。
つまり、御縁柱に触れることで、尊天様とご縁を結ぶことができるとされているのです。
なるほど。御開帳というのは、ただ仏様のお姿を拝むだけではないんですね。
ちなみに御縁柱の建立式は10月24日、善の綱で結ぶ儀式は10月31日に予定されています。
普段は入れない本殿内陣で特別な拝礼も
御開帳期間中は、通常は公開されていない本殿内陣で、特別な拝礼を受ける機会も設けられます。
ただし、ここは少し注意が必要です。
御前立尊像への拝礼は、御開帳祈祷を受けた方が対象です。
御開帳祈祷の祈祷料は、一人5,000円から。
一方、通常の境内参拝は無料で、本殿などの特別拝観は別料金となっています。
法堂の千手観世音菩薩も特別公開
今回の御開帳では、本殿だけでなく法堂も見逃せません。
先ほど紹介した、二体の龍の彫刻がある法堂です。
こちらでは、高さ2メートル35センチの千手観世音菩薩坐像を特別に拝観できます。
拝観料は大人500円。
龍の彫刻を見上げるだけでなく、法堂の中にも注目したいところです。
11月21日・22日は御開帳大祭
御開帳期間中には、さまざまな行事も予定されています。
特に11月21日(土)・22日(日)は御開帳大祭。
尊天様をお神輿にお乗せして境内を練り歩く、開帳大祭渡御が予定されています。
また、期間中には夜間のライトアップ「ヨルモウデ」も開催予定です。
昼間とは違った豊川稲荷の姿を見ることができそうですね。
72年ぶりの御開帳。
いつもの豊川稲荷とは、また違った光景に出会えるかもしれません。
豊川稲荷から年賀状が届きました

【写真:豊川稲荷から届いた年賀状】
ここで少し余談です。
実は、お正月に豊川稲荷から年賀状をいただきました。
神社仏閣から年賀状が届くというのも、なかなかうれしいものですね。
参拝した場所とのご縁を、こういう形で感じられるのもいいものです。
もちろん、大切に保管しています。
豊川稲荷のアクセス・駐車場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 圓福山妙嚴寺 |
| 所在地 | 愛知県豊川市豊川町1番地 |
| 宗派 | 曹洞宗 |
| 電車 | JR豊川駅・名鉄豊川稲荷駅から徒歩約5分 |
| 車 | 東名高速道路・豊川ICから約10分 |
| 駐車場 | 豊川稲荷大駐車場 |
| 普通車駐車料金 | 600円(通常時の案内) |
| 境内参拝 | 無料 |
年末年始や大きな行事の際には混雑や交通規制が行われる場合があります。
特に2026年の御開帳期間中は、通常と異なる駐車場の案内が出ていますので、事前に確認しておくと安心です。
豊川稲荷のよくある質問(FAQ)
Q1. 豊川稲荷の御朱印には、どんな種類がありますか?
豊川稲荷では、通常の御朱印のほか、特別な御朱印が授与されることもあります。
このブログでは、実際にいただいた御朱印を写真付きで紹介しています。
御朱印の文字や印、特別な御朱印のデザインなど、写真を見比べてみてください。
Q2. 豊川稲荷の霊狐塚はどこにありますか? 本殿から歩いて行けますか?
霊狐塚は豊川稲荷の境内奥にあり、本殿から歩いて行けます。
本殿を参拝したあと、千本幟や奥の院を巡りながら向かうのがおすすめです。
大小さまざまな狐像がずらりと並ぶ光景は、なかなかの迫力。
このブログでは、霊狐塚までの道のりも実際に撮影した写真で紹介しています。
Q3. 豊川稲荷のカード型財運守は、どんなデザインですか?
豊川稲荷の財運守には、財布やカードケースに入れやすいカード型のものがあります。
表面には白狐に乗った豊川吒枳尼眞天のお姿と「財運向上」の文字、裏面には「豊川閣」の文字と建物が描かれています。
このブログでは、実際に授かった財運守を開封し、表面と裏面の両方を撮影しました。
購入前にデザインを確認したい方は、ぜひ実物写真をご覧ください。
Q4. 豊川稲荷は神社ではないのですか? 狐が神様なのでしょうか?
豊川稲荷は神社ではなく、曹洞宗のお寺です。
正式名称は「圓福山妙嚴寺(えんぷくざんみょうごんじ)」といいます。
豊川稲荷として信仰されているのは、豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)。
境内に数多く見られる狐は、豊川吒枳尼眞天のお使いとされています。
つまり、狐そのものが御本尊というわけではないんですね。
Q5. 2026年の豊川稲荷の御開帳では、何が特別なのでしょうか?
2026年11月1日から23日まで、72年ぶりとなる御開帳が行われます。
普段は公開されていない御前立尊像が特別に公開される、貴重な機会です。
御開帳に関連した特別な御朱印もあり、通常の参拝とは異なる見どころがあります。
このブログでも、御開帳について紹介しています。
豊川稲荷を参拝して
豊川稲荷は神社ではなくお寺。
最初はそのことに驚きましたが、実際に歩いてみると、それだけでは終わりませんでした。
鳥居の両脇で出迎えてくれる大きな狐。
本殿の柱に刻まれた御真言。
境内のあちこちで出会う、さまざまな御真言。
法堂の前に立つ二体の巨大な龍。
名匠の彫刻が残る奥の院。
そして、800体以上もの狐像が並ぶ霊狐塚。
本殿だけ参拝して帰っていたら、見逃していた景色がいくつもあります。
豊川稲荷へ行かれる方は、ぜひ時間を取って境内の奥まで歩いてみてください。
そして、御真言の案内にも注目してみてください。
きっと、思いがけない発見が待っていると思います。
